あらすじ
王太子に婚約破棄を突き付けられたクリスティーナは、衝撃を受け前世を思い出す。その記憶によると、ここは乙女ゲームの世界で自分は悪役令嬢らしい。であれば、婚約破棄は受け入れるしかない。とはいえ、このまま運命に身を任せ大人しく引き下がるなんて、これまで公爵令嬢として誇り高く生きてきた彼女にとって許せることではなかった。ひっそりとどこかに嫁げ、という父の言葉に逆らい、クリスティーナは自分の価値を証明するため孤独に奮闘する。周囲はそんな彼女を冷笑し様々な嫌がらせをするが、彼女は負けない。やがてその凛とした姿に、無骨な辺境伯が一目惚れして――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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凜
最初の断罪場面を変えたところ、良いわ。
乙女ゲームだったとしても、攻略男性ら嫌いだわ。
こやつらがトップの国なんて先行き怪しい。
ソフィア、男共操縦していけるなら、王妃できるかな。
クリスティーナ、頑張れ。フリード、ちょっと大丈夫?と思うところあるけど、出会えて良かった。
序盤の婚約破棄されてからのクリスティーナが可哀想で切なかった。嫌がらせを知ってて止めなかったからって実行してたのは別人じゃんと思って。普通は実行してた方を恨むもんじゃないの?ヒロインも自分のことばっかりだしな〜。モヤモヤしてる攻略対象者がもっと行動すればいいのに…とか色々思うところはあるけど全体的には面白かった。
イチャイチャが足りない気がしたので続きで書いてもらいたい!
まさに四面楚歌…。やったことに対するペナルティが重すぎるし、婚約中に浮気してる王子がお咎めなしなのも王家特権って感じで嫌!次巻ではしっかりざまぁされるのを期待します!!
公爵令嬢としての矜持。女性としての矜持。
たとえ悪役令嬢として婚約破棄を突き付けられたとしても、歯を食いしばりたった一人で立ち上がる美しさ。敵だらけの中、背筋を伸ばし真っ直ぐ突き進む強さ。
自分の力で道を切り拓くその姿に目を留めたヒーローの存在にどれだけ救われたか。
風向きは変わった。
続巻が楽しみでしかたない。
面白いけど、ちょっとモヤる
面白かったです。
嫌がらせを受けても学園を辞めず、侯爵家という立場をうまく使いながら、自身も努力して価値を上がていこうとするクリスティーナはとても強くて賢い。
欲を言えば、辺境伯の一目惚れの出会いはいいとして、クリスティーナとわかってから、一旦彼女を見極めるような話が欲しかったかな。
彼女の人となりを知って、やっぱり惚れていく展開のほうが更に良かった。
一番ひっかかったのは護衛騎士の件。
化粧違うからってわからないの謎すぎる。
確かに女の化粧はバケるけど、瞳の色とか、髪の色とか間違えようが無いと思う。
ある意味、そんな事もわからないなら、王太子に寄ってくる悪い奴等すら見極められない。変装とかさ、見破れないよね。護衛の意味なさすぎ。
どうしても納得いかないからそれが星マイナス1。
続きは買おうと思います。
転生モノらしいけど
ゲームのヒロイン(転生者)が、ハッピーエンドに向けて頑張った結果。悪役として断罪され、そこでようやく前世の記憶を思い出す転生令嬢。そこからの逆転劇、みたいです。それも結構地道にコツコツ。心ない中傷にも耐えて。
後半ようやく救世主が現れたのに、何故かモヤモヤしちゃう理由が、自分で決めた厳しい道から逃げる手段を得てしまったから。あなたの隣に立つに相応しい自分にならなければ、って、そこが矜持なわけですね。
凛として美しく
所謂乙女ゲームへの転生物語で、断罪された悪役令嬢を含む人たちのゲーム後の話なのですが。家族令嬢としては価値が血に落ちてしまったクリスティーナは自身の価値を高めるために、孤独に、でも凛として生きていきます。その姿はとても美しいです。それに比べて、ゲームのヒロインのソフィアはどんどん嫌な人間になっていくみたいですね。この物語が終わった時、輝いているのはどちらなのでしょうか。