【感想・ネタバレ】環境問題の杞憂のレビュー

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3.6
8件
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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2009年10月04日

今まで自分が環境問題について誤解していたことに気づかされた。
誤解の原因はテレビ。
情報を鵜呑みにしてはいけないなと強く感じた。
といいつつ、早速この本の内容を鵜呑みにしてしまいそうだ…

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月17日

環境問題を必要以上に警戒する風潮と、必要以上に「そんなの関係ねぇ!」とのたまうトンデモ本の両者に向けて、誠実な学者が客観的な事実と数字を踏まえて冷静に論じている。良書である。
アスベストなどでは今でも亡くなる人がいるが、基本的にはこの国ではほとんど「環境」が原因で亡くなることはなくなったと言ってもい...続きを読むい。四大公害が発生した頃、この国では「環境」が原因で亡くなる人が大勢いた。亡くならないにしても障害が残ったり疾病を患ったりした人をいれると相当の人数だっただろう。

しかし、もはやこの国では、そんなことは無いですよと冷静に書いてある。「水がまずくて死にますか?」「死ぬほどひどい水が水道から出てきますか?世界にはそういう国もあるのですよ」と書いてある。なるほど。

環境問題とは直接関係ないけど、興味深いのは、リスクに関する記述。2007年、交通事故で24時間以内に死亡した人数はだいたい8000人。驚いたのは浴場もしくは脱衣所で亡くなった人の数が1万4000人ということ。交通事故で死ぬ人の数より風呂場で死ぬ人の方が多いなんて本当に驚いた。

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Posted by ブクログ 2013年04月29日

物事には白黒はっきりさせることが難しく特に環境問題を勉強した時にはそういった事例がたくさん出てくる。はっきり言ってそんなに珍しいことをこの本では言っていない。ただ物事を判断していくのにごく当たり前で重要なことを述べている。そんな気がした作品でした。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ダイオキシンや環境ホルモンなどの一時期ブームになっていた問題がどの様に的外れな騒ぎだったかを紹介しています。

環境問題なんかたいしたことない、という趣旨の本かと思っていたら、
メディアの誇張のおかしさや
科学調査の不確実性の高さや
メディアが殆ど取り上げていない環境問題の怖さについて
色々と書かれ...続きを読むていて、面白かったです。

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購入済み

杞憂

2022年05月07日

筆者の意見に賛成。ただし、環境を大切にしようとする活動自体は、環境への効果はさておき、経済的活動として見ると、持続可能であれば続けるべきと思う。

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Posted by ブクログ 2013年07月20日

環境科学・環境政策の研究者である著者による一冊。
環境ホルモンや発ガン性物質等、「無条件に悪い」「完全に遠ざけるべし」と一般に思われがちな環境問題を、環境科学の視点から捉えなおす。

よくある懐疑本のような主張の極端さはない。それぞれの話題では著者の立場が示されるものの、断定的な表現はなく、根拠とな...続きを読むるデータから丁寧に解説が行われている。その上で、科学の不確実性、予防原則、費用対効果等の考え方への解説があり、環境問題に対する態度の取り方を考えさせてくれる。

環境問題の定説や俗説への反論本、というよりはむしろ、科学を実社会に適用する上での考え方を理解する上で良い入門書だと思う。

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Posted by ブクログ 2013年01月04日

大体知っていることが一通り書かれていた印象があります.私にとっては星三つですが,復習して頭の中を整理できますし,学生さんの初学書としては大変おススメです.タバコ,交通事故等のリスクと比較することも,常套手段ではありますが,1冊の書籍にまとまっているのがありがたいことです.

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

マスコミ環境問題ではなく、
もうちょっとアカデミックな「環境問題」の入門の入門レベル。
リスクという考え方になじみのない方は
一読してみてはいかが。
ちょっと勉強した方には物足りないと思う。

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