あらすじ
植物園を作る資金を貯めるため、皇太子妃付きの侍女として働いているフィアールカは、今の生活に満足していた。主である皇太子妃は心優しく、皇宮の庭で植物を育てることもできる。そして、王太子付きの護衛官トラヴァーと顔を合わせる機会が多い。職務上、興味のないふりをしているが、フィアールカは秘かにトラヴァーへ恋心を寄せているのだ。そんなある日、フィアールカはトラヴァーから「婚約者を演じてほしい」と頼まれる。女性不信なトラヴァーにとって、トラヴァーに興味のない(ふりをしている)フィアールカは、都合の良い「偽装婚約者」候補だったらしい。トラヴァーの抱える複雑な事情を知ったフィアールカは、断ることができず偽装婚約を承諾してしまう。しかし、トラヴァーが求める「偽装婚約者」には、身体の関係が必要だった! はたしてフィアールカは「誰とも結婚したくないし愛されたくもない」というトラヴァーに恋心を悟られることなく、彼の婚約者を演じきることができるのか……。
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短いですが。
お値段がお値段なので短いのですが、トテモ良く纏まっていて面白いです。 最初クールで傲慢なヒーローがヒロインをどんどん好きになって恋患いでフラフラになっていく様がとても可愛い。
ヒロインも最初から好きなのにそれを隠さなくちゃいけなくて、それなのに更に好きになっちゃって、星見祭で切れるんだけどその気持ちわ~か~る~と共感しました。
大きな事件もライバルもないけれど、二人の恋心の変化に重きを置いて純度の高い恋愛小説に仕上がってます。 短編の鑑!
匿名
自分本意
自分の夢のために偽装婚約だけのつもりが、体の関係も必要だったなんて。全く自分本意なヒーロー。ヒーローへの淡い恋心から全てを受け入れるヒロイン。ヒーローの言葉がどんどん心に重く刺さっていき、ちょっと可哀想だった。好きだからどうしようもない気持ちに翻弄されるヒロインと、次第に自分の気持ちに気づくヒーロー。一生懸命なヒロインが素敵でした。
一途なヒロインがかわいい
ヒーローが好きなことを隠して悩みながらもヒーローのために偽装婚約したヒロインに好感がもてました。また周りの人たちもすごくよかった。みんなの協力があって結ばれたようなものですよね。
個人的には予想外
読む前は勝手にヒーローはヒロインの事が好きでワザと偽装結婚を持ちかけたと思っていたら全然違ってました。ヒロインはヒーローの努力している姿に惚れていたけど、ヒーローは自分の為にヒロインに偽装結婚を持ちかけてきた話でした。でも、ヒロインと深く接していくうちに好きになり、素直になれずに回りくどい事をしたりウジウジましたり…。ヒロインはヒロインで思いを分かられないように一生懸命誤魔化して、疑心暗鬼に囚われたりで…。もう切ない!!ってなってたら、二人が本当にやっと結ばれた時はニヤニヤが止まりませんでした。
ヒロインが一途だし、相手のためにって考えられる良い人で本当に良かった。ほんともう少しお互いにきちんと話をしていたらこんなにこじれないんじゃないのかなとも思ったり。ヒーローがもう少ししっかりしてたら良かったかなあと思う。
こっちが先
お兄様の方の話を先に読んでしまいましたが、こちらが先にあった話、時系列的にはこちらが未来です。割と似てる兄弟だなという印象ですが、弟のほうが身勝手かな…。
ちょっと不思議な設定で、短い話ですが面白いです。
両片思いの極み?
最初に牽制なんかするからさー、素直になれなくて…
短いお話だから、余計な設定は全部切り捨てて、護衛騎士と皇宮侍女のワケアリ事情で話を展開しないと、設定だけか上滑りして、キャラが薄くなっちゃう💦
筋はいいんだけど、すごくあれやこれやのエピソードが浅くなっちゃって、全体的にヒーローの株が下がる下がる。自分勝手すぎる。カラダの関係が伴うなら、純情なヒロインじゃなくて、後腐れない娼婦雇いなさいよ。
たぶん、設定上、娼婦に痣付けるのは無理だからこその、このヒロインなんだろうけど、読者にとって、何の旨味もないジレジレ両片思いの淡白な話になってしまって、物足りなく感じてしまいました。
うーん
素敵なお話だとは思うんです。
ただ、、、
護衛騎士ってあったよね?
学者を目指してるんだよね?
と常に設定と会話にズレを感じてしまい、ちょっと違和感を感じたまま終わった感じです。
会話っていうより、口調なのかな?
それぞれの『らしさ』を感じられなかったです。
ヘタレ男子
とある事情から偽装婚約の関係を結ぶことになったヒロインとヒーロー。しかし絆されていき、結ばれるというストーリーです。
ヒロインは元からヒーローのことが好きだったのですが、本気にならない条件なので気持ちを抑え込む姿が健気でした。ヒーローはなかなかヒロインに気持ちを伝えられないヘタレです。周りからせっつかれること。ようやくヒロインに気持ちを伝えて両想いになったら溺愛でした。
私は引っ張ってくれるヒーローが好きなので物足りませんでした。