【感想・ネタバレ】華麗なる一族(中)のレビュー

あらすじ

阪神特殊鋼の専務万俵鉄平は、米国企業からの増注契約をキャンセルされて危機に陥る。旧友である大同銀行の三雲頭取が多額の融資を了承してくれるが、その矢先、熱風炉が爆発するという事故が出来──。一方、万俵家の次女二子は、総理の縁戚と見合いをしながらも、鉄平の部下である一之瀬に惹かれていく。万俵家に同居する大介の愛人・高須相子が企む華麗な閨閥づくりの行方は……。

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Posted by ブクログ

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ついに最終巻になってしまった。淡い期待を持つことさえも許されない現実。山崎先生の本は容赦ない。鉄平の最期に、思わず、えっと声を漏らしてしまった。鉄平によって、兄弟姉妹がちゃんと歩き出したことが何より。
ああ、山崎先生の作品は、本当に本当に面白い。

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2023年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初山崎豊子。

ドラマである程度ストーリー知ってたので、控えめレビューで。

鉄平の株をもうちょい上げてから落としても良かったんではないかと思う。

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2024年09月30日

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ネタバレ

上巻はかなりのスピード感を持って読み進めることができた。しかし、中巻は下巻への布石の意味もあって、大介と鉄平の間の埋まらない溝が阪神銀行と阪神特殊鋼という会社同士の摩擦にまで発展していく様子がじりじりと描かれていて、鉄平にどうしても肩入れしてしまう自分としては読んでいて辛い部分も多くあった。

血も涙もない怪物ばかりが登場する山崎豊子作品に親しんでいるといわゆるふつうの小説を読んでも主人公が青臭すぎて、冷ややかな視線しか送れなくなってしまうのは副作用としか言いようがない笑

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2020年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

万俵大介のいじめは病膏肓に入る状態になってますますひどくなってきた。人間のいやな面ばかり出てきて本当に鉄平を応援したくなってくる。閨閥結婚をしておきながら、ビジネスに親子の関係はないとは血も涙も無い人だと思う。万俵一家は皆が仲良くない。よくこのような歪んだ家庭が生まれたものだ。血の通いあった、笑いの絶えない関係は出てくるのだろうか?阪神特殊鋼はアメリカンベアリングからの受注を回復できるのだろうか?阪神銀行は吸収されてしまうのか?興味が尽きない。少しは明るい結末を期待したい。

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2015年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の銀行のためなら、長男の会社でさえ見放す冷徹な銀行家、万俵大介の態度は、そら恐ろしい。
仕事に対する暑い想いを通そうとする長男の鉄平を心のなかで応援しつつ、ハラハラしながら読み終えた。

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2018年11月18日

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