あらすじ
「思い描いていたラストシーンで、道中を終えることができました!!」――(オノ・ナツメ)これがほんとの大団円。参勤ドラマ、ついに完結!! 岡山藩熊田家藩主・治隆(はるたか)率いる行列は、相模国を進む。治隆が隠退するつもりだと知り、動揺を隠せない和泉(いずみ)。治隆の人柄を知るにつれ、己の仕事に疑問を持つ九作(きゅうさく)。そして治隆自身にも、江戸を目前にした箱根峠の下りで大事件が!?
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Posted by ブクログ
参勤交代でこんなドラマが作れるのかと感動しました。
謎があり進む部分も、とてもきれいに話が解けていきます。かつ和泉の成長物語でもあり、素敵な作品でした。
筆頭家老の長門の出番は少なかったけれど、かっこいい人柄が垣間見れ、個人的に好きなキャラクターでした。
さすがオノナツメ先生。
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読めて本当によかった!と心から感謝したくなる、そんな奇跡のような作品。
終わってしまうなあ、と久々に悲しくなりました。
夕暮れ、雨のにおい、日本晴れ…日本の美しい風土がコマから匂い立ち、引きこまれることもしばしば。
映画のような演出も見事でした。ほんとすべてが、スゴイ‼︎
Posted by ブクログ
まさに大団円。スッキリしたいいラストでした。
途中、人物の見分けが付けづらくて(この方の時代物は大抵そうなんだけど;)読み淀んだこともあったけど、最後まで追いかけてよかったなと素直に思える物語だった。
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最終巻。
『熊田少将という人物を、熊田少将の見据える世の潮流をいま少し知りたい』
九作さんが全部言ってくれました。読者もこれに尽きます。
Posted by ブクログ
参勤交代のために江戸へ向かう道のりでいろいろとありながら殿の懐の深さや、様々な事情がある人のお話など最後まで飽きさせない物語です。
一応家老の成長記ともいえる。
Posted by ブクログ
購入
全体を通して、殿の人柄が素敵。
火事場あたりの展開がかっこいい。
正直こんなに短く終わるとは思っていなかったけれど、読み終わってみればすっきりと終えることができたと思う。
淡々としているなかにも清々しくて、読後感のいい漫画だったと思う
Posted by ブクログ
参勤交代マンガもこの第5巻で完結。最後まで人物の見分けがつかなかったのだけど面白かった。やはりオノ・ナツメはどんどん上手になってる。ただ山の中を一行が歩いているだけで画になる。寄りと引き、コマの大小、アングルの高低、画角の狭広、こういうののバランスが極めてうまい。
何年か前、NHKマンガ夜話でオノ・ナツメが取り上げられた時(たしかリストランテ・パラディーゾをやったのか)、映画評論家がフランス映画の影響ガーなどと宣って、いしかわじゅんとかにボロクソ言われていたのを思い出す。まあ、影響がないとは言わないし映画的な印象のコマ割りではあるかもしれないけど、そのあたりをちゃんと消化したうえで画面を構成しているのがオノ・ナツメの巧さであって。それをフランス映画がどうこう言われたら、いしかわじゅんもそりゃ違うと反論したくなる。
最近は意外なテーマで次々攻めている印象なので、次の作品がどう来るのか楽しみです。