あらすじ
日本中から感嘆の声、続々。
『壬生義士伝』『一路』の浅田次郎、最高の感動作。
万延元年(1860年)。姦通の罪を犯した旗本・青山玄蕃に奉行所は切腹を言い渡す。だがこの男の答えは一つ。「痛えからいやだ」。玄蕃は蝦夷松前藩へ流罪となり、押送人の見習与力・石川乙次郎とともに奥州街道を北へと歩む。口も態度も悪い玄蕃だが、道中行き会う事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。この男、本当に罪人なのか?
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Posted by ブクログ
罪を得て流地に押送される旗本・青山玄蕃と、三十俵二人扶持の足軽の家の次男坊から二百石の与力の家に身分違いの婿に入った悩める押送人・石川乙次郎の道中物語。
同じ幕臣と言ってもえらく身分の上の方の青山さんと下の方の石川さんの家族や世間の違いが、改めて対比されて新鮮です。