【感想・ネタバレ】特殊防諜班 凶星降臨のレビュー

あらすじ

元自衛官・真田武男は首相の特命を受け、緊急事態に対応する調査官であり、“十支族”の末裔、芳賀恵理たちを守る存在でもある。凶行を繰り返す過激派メンバーを追跡するが……。一方、ヨーロッパで拉致された“盟友”ザミルは新人類委員会の首領と対面する。 ※この作品は1988年6月天山出版より刊行された『過去(シュパンダウ)からの挑戦者』(新人類戦線シリーズ)を改題したものです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第四弾。新人類委員会の黒幕であるルドルフヘスが登場、前作の解説であっとおどろく敵が登場というようなことが書いてありましたが、彼のことだったのですね。前作でシュトルムが死んでシリーズにおけるステージ2へ突入といったところですね。

私、世界史をまったく勉強していないもので、この人物の存在は存じ上げませんでしたが、Wikiなどを拝見すると替え玉説といったものもあったようで、本作の内容とオーバーラップする部分もありそうで、どこまでが史実でどこから先がフィクションなのか区別がつかなくなりそうです。

本作ではザミルが新人類委員会にとらわれヘスと対面するところからはじまります。ザミル危うしと思いながら読み進めていましたが、恵理・真田・モサドの連携でなんとか事なきを得ます。

後半はいつものドンパチの展開。今回は出雲大社の背後にそびえる山林が舞台。いつものヘリ出動(とお決まりの名ゼリフ)はありませんでしたが、前半でザミルが囚われの身になった喪失感から一転、奪還~落ち着くべきところに落ち着いたという安定感を感じさせてくれる内容に満足。真田と恵理のやりとりもなんだか親密感が増していて、ますます興味深くなってきました。

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2021年05月22日

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