あらすじ
わたしが調査する保険金詐欺事件と、シカゴを連日にぎわす過激な政治運動との関連が明らかになってきた。一方ホロコーストの生き残りだという男ラドブーカに振り回されるロティは、わたしの心配をよそに、事情を語ることをかたくなに拒む。やがて、別々に見えたふたつの出来事が奇妙に絡み合いはじめ……苦い過去ゆえに心を閉ざすロティと、彼女を救おうと奔走するV・Iの女の友情が感動を呼ぶ、パレツキー入魂の力作!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
(上巻より)
ドイツの上流育ちの夫婦が犯人だったが、
自ら手を下したり、
爆弾をしかけようとするのはしっくりしない。
ヴィクがいつもになく、
前作で付き合うようになった作家を愛していて、
ちょっと安心した。
相棒のコントレーラスは相変わらずだし、
アシスタントのメアリも仕事を続けていて良かった。
ロティの過去の話は辛いものだったが、
若い時に当時の恋人から離れた理由は、
想像通りだった。
二人してオーストリアにいるところで、
終わっていたが、ロティはシカゴに戻ってくるのだろうか。
ロティの恋人マックスの孫娘が、
口髭のあるボディーガードのことを「セイウチ」扱いしたいたのが、
楽しかった。