【感想・ネタバレ】わが殿 下のレビュー

あらすじ

『しゃばけ』『まんまこと』の著者が描く、幕末痛快小説!

新銅山の開掘、面扶持の断行、藩校の開設、大型船の造船……。
七郎右衛門は幾度も窮地に陥りながら、”わが殿”利忠の期待に応え続ける。
だが、家柄もないのに殿の信頼を集める七郎右衛門に、悪意が向けられ――。
そんななか黒船が襲来、日本に激震が走る!
新時代を生き抜く知恵に満ちた、幕末最強バディ小説。

解説・細谷正充

※この電子書籍は2019年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大人の超青春物語だー。
今の会社の業務なんて目じゃないレベルで、当時の殿と家臣の、共に担う感は半端ないよなぁ、と、最後、じんわりきました。
命掛かってる。
それは、自分も家族も殿も。そして、領民も大変脆弱で、一つまかり間違えば、影響甚大。

藩の経営を、軍事ではなく、政治でもなく、出納・金融・経済の面から切り取った歴史小説。面白かったです。
しかもどうやら、わりと史実らしい!という驚き付き。

そろばん武士道、という、別の作家さんの本で、同じ人物が取り上げられているらしいので、是非読んでみたくなりました。

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2025年05月27日

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