【感想・ネタバレ】15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言ったのレビュー

あらすじ

15人の24時間! 高校生・徳永準の自殺予告メールがネットに流出。友人・笹浦は東京のどこかにいる彼を止めようと捜索隊を結成する。ライトノベル史上〈もっとも長い一日〉がはじまる!! 「わたしと今日会いたかったら、そのトクナガくんの自殺を阻止してきて。ううん――阻止しようとがんばってみて。彼が死ぬのをやめさせるために、時間を費やしてきて。ずっととは言わないよ。成功しなくてもいい、努力だけで。証拠もいらない。努力してきたよっていうキミの言葉を、信じるから。でもそれまではキミと顔をあわせない。……彼が死にたいって思う気持ちを、せめて明日まで、遅らせようとしてみて」(パート3「せめて明日まで、と彼女は言った」より)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

偶然の事故により、自殺志願の高校生から送られた書きかけの遺書メール。正義のため、欲望のため、愛のため、成り行きのため、義憤のため、様々な理由により彼の自殺を追い始める様々な人々。小説には珍しくリアルタイムで進む群像劇のため、状況を飲み込むのにやや労するが、どんどん風呂敷が広がっていく様子は実に見事。とりあえずは状況と人物説明といったところだが、行く先から目が離せくなっているのは既に術中。

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2020年02月02日

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