【感想・ネタバレ】川は生きている (新装版)のレビュー

あらすじ

水道のじゃ口をひねるとき、あなたは、その水が、どこから運ばれてくるか、考えたことがありますか?
人間は、川の恵みを利用してきました。川からくんだ水を飲み、水田を作り、船で移動したり荷物を運んだりしてきました。もう一方で人間は、川との戦いを続けてきました。大雨に対しては、土手を築いたり土のうをつんだりしてそなえました。
やがて人々は、洪水をさけるため、コンクリートの堤防を作り、上流にダムを作るようになりました。ところが、洪水はなくならないのです……。なぜでしょうか?
世界のなかでも、急流として知られる日本の川。
自然と人間の間にはどのような歴史があるのでしょうか?
そして、川と、これからどのように付き合っていくのがよいのでしょうか。
サンケイ児童出版文化賞を受賞した、ロングセラー作品を新装版で。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私たちは川と一緒に生きてきた。

なぜダムだとダメなのか、どうして堤防があるのに大雨で洪水の被害が出るのか。その疑問に答えてくれる本。治水というのは、完全に押さえ込むことではない。これも「共生」を考えることではないか。語り口も易しく、子どもから大人までにぜひ一度読んでもらいたい。

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2021年05月05日

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