【感想・ネタバレ】妖怪アパートの幽雅な日常9のレビュー

あらすじ

高校最後の文化祭準備が始まった。夕士(ゆうし)のクラスの出し物は男子学生服喫茶だ。担任の千晶(ちあき)には禁断のコスプレ姿で喫茶店のオーナーをやってもらうことになった(なんでも千晶はかつてクラブ経営をしていたらしい)。準備の真っ只中、夕士は自分のノートに悪口が書かれていることに気づく。一体誰なのか――。(講談社文庫)

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ネタバレ

【あらすじ】
高校最後の文化祭準備が始まった。夕士(ゆうし)のクラスの出し物は男子学生服喫茶だ。担任の千晶(ちあき)には禁断のコスプレ姿で喫茶店のオーナーをやってもらうことになった(なんでも千晶はかつてクラブ経営をしていたらしい)。準備の真っ只中、夕士は自分のノートに悪口が書かれていることに気づく。一体誰なのか――。

【感想】

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2017年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<あらすじ>

高校最後の秋、文化祭の準備が始まった。

学校の休み時間、大学進学を決めた有士のノートに悪口が書かれていた。

友人に話を聞くと、学校の裏サイトとかメールで、クラスのほぼ全員に対して
悪口が書かれていたことが発覚する。
(有士は携帯を持ってなかったからノートに書かれた)

犯人は同じクラスメイトの富樫だとすぐに判明。
動機は何の目標もなく根暗な自分がイヤで、逆に夢があったり明るい人が
憎くなったからだった。

それを知った担任の千晶もその生徒のことを以前から気にしていた。
進路相談で大学進学を突如辞めて何もしないと言っていたからだった。

後日、千晶はHRで昔話をする。

高校時代の友人で病気のヤツがいて、日に日に身体が弱っていったけど、
毎日楽しく学校生活を送り、夢を語り、泣き言は一言も言わなかった。
でもその友人は、病気が悪化して死んでしまった。
後日、その友人の兄から彼が書いていた日記を見せてもらったら、
『病気は嫌だ。どれだけ我慢したって終わらないんだ。もう耐えられない。
僕を死なせてくれ!』  と書かれてあった。

そして千晶は生徒の前で話を続ける。

お前たちはこの友人に比べれば幸せなんだから文句を言うな、なんてことは言わない。
でもお前たちにはまだ時間がある。あせらなくていい。まだ悩んでいてもいい。
ただ、諦めるとか、投げ出すとか、それだけはしないでくれ!


千晶のHRでの話の後、悪口メールや書き込みは止まった。

そして文化祭も無事に終わり、期末試験が近づく中、
富樫は千晶に大学進学はしないが、予備校に行きながらいろんなバイトをする。
と報告した。
千晶もその報告を聞いて、やりたいことができるその時まで待っていろ。
ただ必ず前だけは見ていろよ。と教えた。


また1年がおわる。。。

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2014年01月25日

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ネタバレ

表紙もユーシ君もまわりのオトナ達もすごく好き、
るり子さんの料理の描写なんて本当に大好き!
なんだけど。。。
なんか所々ハナにつく微妙な上から目線に引っかかる 笑
あと、ロレックスがダサいんでしたっけw
明らかにユーシ君が言うわけなさそうなセリフ。
ユーシ君じゃなくて作者がそう思ってるんですよね。
ユーシ君が本当にそう思ってるなら
ロレックスの何を知ってるのか聞きたい 笑

次回最終巻。
すごい批判したけど、
それでも終わるのが寂しいです。。。
ユーシ君たちの限りない成長に期待でいっぱいです。

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2014年01月01日

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ネタバレ

うっかり油断すると、夕士は妖怪アパートなんてところ(家賃格安)に住んで、規格外だけど実のある人や妖怪たちと交流して、学校にはゆかいな仲間たちがいて、なんて恵まれた人生をおくっているのだろうと思ってしまう。

いや、夕士は中学生の時に両親を亡くして親戚に引き取られ、自立するためにバイトしながらアパート暮らしで、将来の夢は公務員というささやかなもの。
ここだけを見たら、青木先生ではないけれど「なんてかわいそうなのかしら」ってなる。

他人の事情なんて、外から窺い知れるものだけではないのだ。
それを、自分がちょっと上手くいかないからって「あんたはいいよなあ」とひがんで恨んで絡んでいくのは、傲慢だと私は思っている。
自分が世の中で一番不幸と断じてしまえる傲慢。

リア充の人を羨ましく思うのは自然なことだと思うけれど、物心全てが充実しかしていない薄っぺらい人なんていないんじゃないかなあ。
少なくともこの作品に出て来る千晶先生は、金持ちでハンサムで超絶歌が上手いけれど、人一倍喪失の痛みを知っている。
だから教師に向いているんだ。

「富樫、人にはそれぞれの『その時』があるんだ。その時がいつ来るのか、人によって違う。その時が来れば、やりたいことや好きなことができる。お前にも『お前の時』が必ず来る。あせらなくてもいい。じっと待っていろ。(中略)ただし、前だけは向いておけよ。前を向いていないと、その時が来てもわからない。あざとく聞こえるかもしれんが、そういうものなんだよ」

大人はうざいと子どもはいう。。
でも何も言ってくれないと見捨てたと言って怒る。
そんな理不尽をわかったうえで、うざい事を言ってくれる大人はありがたい。
そう気づけたとき、子どもは大人になるのかもしれない。

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2021年11月09日

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ネタバレ

いよいよラス前。
卒業前のセンチメンタルが懐かしい。
そういうこともあったね…
千晶は好きだけど明かされた過去は想定の範囲内って感じやなぁ。
思わせぶりに終わったからさっさとラストに行きましょうか。

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2016年09月29日

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ネタバレ

2018/4 3冊目(通算55冊目)。この巻は文化祭での出来事が話のメイン。田代さんたちがノリノリで男子学生喫茶をやる光景は、読んでいても楽しそうだなと思える。もう千晶先生は何を着せてもカッコいいという点で反則ですね。次で最終巻。受験の前に何か長谷君に関わる大きな出来事が起こりそうな予感。じっくりと読んでいきたいと思う。

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2018年04月04日

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ネタバレ

高校最後の文化祭、男子学生服喫茶にクラブの発表、クラスの女子がおおはしゃぎの第9巻!
長谷一味がおもしろかったな。巻を重ねるごとに長谷の物語が読みたくなります(笑)
最後、気になる感じで終わりました。最終巻が楽しみです。

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2015年01月09日

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ネタバレ

高校最後の文化祭と進路の悩み。
侑士クンの教科書に悪口が!まさかイジメか⁉︎と思いきやクラスのほぼ全員に送られていた悪口メール。
イジメとなると重いからなーと少し安心してしまった。

今回はアパートの住人の出番は少なめ。
千晶先生が来てからアパートサイドがだんだん薄くなってるような…

侑士クンのクラスの女子と友達になりたいと本気で思った!


メールの犯人にはちょっと共感する部分があったなー。だからってあんな酷いことはしないけど。具体的な将来のビジョンが見えなくて、でも「とりあえず」進学を選ぶのもモヤモヤするんだよね。結局私はとりあえずからなるようになったわけだが。

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2014年05月07日

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ネタバレ

10巻で終わりというのは判っちゃってるので
ラストスパートなんだなぁと身構えちゃったり。

あちこちに素敵な言葉がばら撒かれてるのは相変わらず。
今回はどちらかというと大人たちよりも
田代ちゃんとか神谷先輩とか夕士と同年代の女子たちが
カッコいい台詞をバンバン吐いてくれていた。

ただなぁ…
夕士の千晶先生への入れ込み具合が
先生に対するそれのラインを明らかに超えていて
(しかも周りの女子たちもはやし立てるもんだから)
その辺が読んでいてちょっと気持ち悪かった(爆)。
最初っからBLだって判っていて読む分には問題ないんだけど
このシリーズってそうじゃないでしょ?
長谷くんの夕士への執着(って大袈裟か)もそう。
どうしても斜めに見てしまう自分がちょっとイヤ。

そして今回もるり子さんの料理は美味しそうなのでした。

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2014年03月17日

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ネタバレ

YA!版で既読なのですが、文庫で揃えているので購入。
高校生活最後の文化祭の巻。
高3のこの時期って難しいよなぁ。
誰も彼もが自分の進みたい、進むべき道を見つけられているわけではなくて。

それにしてもこの巻は女子の千晶へのキャーキャー度の高さに引いてしまう。
白学ランの魅力がさっぱり分からないからかもしれませんが。
あからさまにBLという文字が出てくる事への拒絶反応かも。
さて、お次はあのお話ですね。
来春10巻が発売されるそうなので、楽しみに待ちたいと思います。

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2013年12月21日

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