あらすじ
お祓いを裏稼業とする男爵・花菱孝冬のもとに嫁いだ鈴子。花菱家の本邸がある淡路島で、孝冬がお祓いに呼び寄せる十二単の霊・淡路の君の秘密と、鈴子が花菱家へ嫁ぐことになった因縁を知る。再び東京へ戻り、心機一転、新たな心持ちで稼業に臨む花菱夫妻に持ち込まれたのは、楡子爵の旧邸に出る血まみれな女の幽霊のお祓いだった……。果たして、淡路の君はこの幽霊を“食らう”のか? 大人気悪霊退治ファンタジー第四弾!
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Posted by ブクログ
花菱夫妻の4作目。
燈火教教祖の娘と言う老婦人が近づいてくる。
慈善活動をやっているが宗教活動はしていないと言い、
夫の実業家も人の好い感じ。
怪しすぎる。
最後の方では、孝冬に取り憑いている淡路の君のことも知っていて
語っていたし。
神田川沿いの柳の下に出る女の幽霊の話の中で
鈴子の浅草での仲間を殺した「松印」の正体が分かってくる。
その男は強請りたかりをしていたような男だが、
華族の親戚を自称していた。
その華族は検校のとりまとめてをしていた家なので、
浅草の貧民窟の元締めをやっていた按摩と関係があるのかと疑う鈴子。
孝冬の古い知り合いで、調べ物を助けてくれている新聞記者の下宿に
鈴子を連れて行ったのはひどい。
いかに身なりにかまわない新聞記者と言っても、
汚い下宿を見られたくないだろう。
神様や人物をその持ちものや象徴する模様で暗示する、
という手法があることは知っていたが、
留守文様という名があるのは初めて知った。
Posted by ブクログ
今回も面白かった。最後の金魚の話は、すこし切ない。
鈴子の養い親が殺された話に糸口が見えかかるような感じ。鴻が関わっているのか?実は氏ではなく、夫人のほうが黒幕か?のような雰囲気になってくる。