あらすじ
【電子書店限定、描き下ろしイラスト1P収録】ムーンライトノベルズの話題作。ものぐさで趣味人の伯爵令嬢と、女嫌い公爵(※変態)の溺愛結婚生活、開幕――!! 願わくば趣味や好きなことをして暮らしていきたい伯爵令嬢フィーリア・ボルトン。社交場での令嬢とのおしゃべりも、恋愛にも興味なく、結婚も親任せ。そんなフィーリアのもとに、誰からも憧れられる公爵クロード・モリスとの縁談が舞い込んでくる。断れる立場でもないからと、フィーリアはクロードと結婚するが…。結婚初夜、フィーリアはクロードに突如「近づくな」と突き放される。「僕はあなたと男女の仲になるつもりはありません」フィーリアは冷たい結婚生活を過ごすことになる――はずだったが!? 巻末に原作者・刺身ナカミ先生の書き下ろしSSと、北里千寿先生描きおろしマンガ掲載!! ※この作品は同タイトルの1~5話を収録した単行本版です。重複購入にご注意ください。
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絵柄が好き嫌い分かれそう。
中世風、契約結婚からの溺愛系のやつです。ファンタジー要素はたぶんなさそう。お話としては、フィーリアがクロードに嫁ぐところから、別居生活を満喫していたところにクロードが一時的に帰ってきて、クロードが視察先で怪我をして、別居をやめて本邸で過ごすことにしたところまでです。
内容は面白そうって感じですが、まだ本題というか核心に入っていないので、ちょっと判断しかねます。少なくとも次巻までは見ないと判断できないかと。
まず、絵がかなり独特というか、女性向けの絵柄な気もするけど、ヒーローのクロードのビジュアルが微妙なので、単純に絵が上手くないのか一部の層に刺さる成熟した絵柄なのか、何とも言えない感じです。とりあえず、イケメンなヒーローを求める人には合わないでしょう。逆に、ヒロインのフィーリアは可愛いので、個人的には問題なく読めています。あと、マンガとしては読みやすく面白いです。
話のほうは、面白くなりそうなところまでなので、前述のとおり次巻までは見ないと判断できないですね。特筆すべきは、ファンタジー要素や異世界転生要素がありそうで全然ないところです。それ故に世界観説明にページを割かず、フィーリアの心情やクロードの行動の変化について丁寧に描かれていてよかったと思います。特にクロードは、行動や言動だけ見れば嫌なヤツって感じでしたが、ちゃんと読むとかなり不器用ながらもフィーリアのことに興味を持ち、少しずつ知ろうと歩み寄っている様子が見えて、この巻の最後でフィーリアの手を取るところまでの助走がしっかりハマっていて、かなり良かったと思います。クロード側のモノローグなしで、ここまで丁寧に心情の変化が描けるとは。
クロードが 3 ヶ月ぶりに本邸に来た時点では、孤児院への寄付などのうわさから、フィーリアに対して興味半分疑念半分といったところかなと思います。それまでのフィーリアの行動は、本人の動機はともかく聖人君子そのものだし。そして、ディナーで本人に探りを入れたり、使用人からの評判を見聞きしたり、フィーリアの人となりを知ることで興味が少しずつ恋心に変わっていった感じですね。ちゃんと読まないと「クロードは嫌な奴だし、なんで急に惚れたんだ?」となりそう。
不器用な夫婦
結構ややこしい諸事情が重なっていて、当初は偽装結婚で、となっていましたが、妻となったヒロインの丁寧な対応に、公爵もだんだん心を開いていて、この辺はある意味、王道展開でした。
いずれちゃんとした夫婦、になりそうです♡
匿名
ヒロインが、読書、お菓子づくり、ガーデニング、刺繍とかとにかく趣味が多才というかひきこもり感ある令嬢だから、趣味にお金使い放題時間もお金にも余裕がある生活で旦那様に束縛されない自由な生活となると、そりゃあ願ったり叶ったりだったんだよねー笑。ちょっと規格外なお金持ちは誤算だっただけ笑。まっそううまくはいかないよー、寄附して子どもたちとも仲良くできるし、最高の生活じゃないかなー使用人たちと接するみたいにいかなくても、旦那様の相手もしてあげてね笑