【感想・ネタバレ】耳袋秘帖 妖談しにん橋のレビュー

あらすじ

深川で、西国雄藩の藩士と石川島から戻ったばかりの無宿人が相次いで不審な死を遂げた。二人とも、満月前後の夜に「四人橋(よにんばし)」を四人で渡り、自分の影だけが消えたと言い残していた。そして、そのことがあった一両日中の死だった…。四人で渡ると死人が出る“死人橋”の噂は、江戸の町に一気に広まった。なぜ影が消えるのか? 裏にうごめく悪の正体を、赤鬼奉行・根岸肥前守(ねぎしひぜんのかみ)が解き明かす! 新「耳袋秘帖」シリーズ第三巻。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

耳袋秘帖妖談編の第3弾。
当時の犯罪捜査は科学的じゃないから、よくわかんないもの=妖談ってことにもなったんだろうね。
今回は抜け荷に絡んだ妖談でした。

かつてのワル仲間が正義を裁く立場にもなれば、ワルのままだったり、表面は更生して実はワルに磨きがかかっちゃいましたって人もいるわけで…。
人生いろいろだなぁ…。

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2016年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

四人橋の影が消える謎はわかりにくいが、抜け荷一味のお頭の正体に意外性があり、その抜け荷のからくりに気付いた者が殺害されていたという展開は面白かった。また、常磐津の師匠のヒモ雲次の企みも、遠大で興味深かった。

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2015年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

根岸肥前守が『後々まで切歯扼腕し、悔いることになった』のは
橋番の甚さんのことなのか、永代橋の末路に関することなのか。

町奉行周りの話だからか、何気に血生臭いというか、結構人が死ぬ。
御禁制の物の抜け荷だとか、バックギャモンだとか、
西洋から入ったらしきものがチラチラ出てくる辺りが
維新が近いんだなぁという気がする。
そして、雲次が永代橋に施した仕掛けの気の長さに
東野圭吾氏の『聖女の救済』に通じるものを見た。

椀田の姉のひびきさんが意外と乙女だったのが面白かった。
宮尾も悪食とはいいながらちゃんと選んでる風なのも面白い。
ひびき→宮尾→牡丹って図式、ハチクロか??(爆)

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2013年08月05日

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