【感想・ネタバレ】新解釈 コーポレートファイナンス理論―――「企業価値を拡大すべき」って本当ですか?のレビュー

あらすじ

多くのコーポレート・ファイナンスの解説書は、その初期設定が間違っている!? あまりにも「実務」や「実用」のイメージが強くなったコーポレート・ファイナンス理論を、改めてミクロ経済学から派生した理論群として学び直す入門書。実務や経営の大本を支える、「教養としてのコーポレート・ファイナンス」が身につく!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

会計とコーポレートファイナンスってどう違うの?というレベルから読み始めましたが、とても分かりやすく、頭に入ってきました。一回読んだだけだと、まだ半分も理解してないかもですが、知って考え続けることに意義があると本でも示していましたし、また読み返して勉強したいと思いました。

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2023年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

煽り文にある通り、企業価値って拡大しなきゃいけないの?という切り口からコーポレートファイナンスを概説する本質本。理論理屈をある程度別の本で押さえられた人でないと、終盤は難しいかと。

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2024年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

資本コストを上回る利益が必要。
企業価値とは、将来生み出されるキャッシュフローを資本コストで割り引いた現在の価値。
CGコード=東京証券取引所のガバナンスコード
リスクとリターンの原則=リスクが多ければリターンも多くないと合わない。
株主資本コスト=株主の負うリスクとリターン。
TOPIXは、1968年に1000円で始まった。60年で15倍に値上がりした=年率で福利計算すると6%。=リターンは6%ということ。=期待リターン、期待収益率。
リスクが高い=ベータが高い=期待リターンも高い。CAPM理論。
ベータは、その企業の事業で決まる。
株主資本コスト=(収益率ー無リスク利子率)×ベータ+無リスク利子率。=企業価値。

割引現在価値の計算=将来のキャッシュフローを資本コストで現在価値で割り引いて合計したもの。=株主価値。
債権者は、1~2%程度しか要求しないが、株主は6%を要求する、という意味。
株主価値から債権者価値(債権者の取り分)を引いたものを株数で割った金額が株価。

企業価値の拡大のためには、NPV(正味現在価値)をプラスにすること。(資本コストを引いたもの)。
IRR(内部収益率)も同じ考え方。資本コストよりも高ければよいとする。
事業ごとにNPVを計算するべき。
現金は企業価値を棄損しない。
経営者の仕事は、資本コストを計算するだけでなく、企業価値の概念を正しく理解して事業を選択すること。

株価は暴走する。一度走り始めたバッファローの群れは止まれない。
株価は正規分布しない=ファットテール。フラクタル幾何学。
p180

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2023年02月22日

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