新解釈 コーポレートファイナンス理論―――「企業価値を拡大すべき」って本当ですか?

新解釈 コーポレートファイナンス理論―――「企業価値を拡大すべき」って本当ですか?

ビジネス・実用
2,420円 (税込)

12pt

多くのコーポレート・ファイナンスの解説書は、その初期設定が間違っている!? あまりにも「実務」や「実用」のイメージが強くなったコーポレート・ファイナンス理論を、改めてミクロ経済学から派生した理論群として学び直す入門書。実務や経営の大本を支える、「教養としてのコーポレート・ファイナンス」が身につく!

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新解釈 コーポレートファイナンス理論―――「企業価値を拡大すべき」って本当ですか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コーポレートファイナンスの理論を、従来の教科書的な説明とは異なる視点から整理した一冊。企業価値、資本コスト、投資判断といった基本的なテーマを扱いながら、それらが実際の企業経営や資本市場とどのように結びついているのかを深く考察している。

    本書の特徴は、コーポレートファイナンスを単なる計算や理論としてではなく、「企業価値とは何か」「資本市場は企業に何を求めているのか」といった本質的な問いから捉え直している点にある。企業価値評価や投資判断の考え方が、資本市場や経営の意思決定とどのように関係しているのかが丁寧に説明されており、ファイナンス理論の背景にある思想まで理解できる内容だった。

    また、ファイナンス理論が単なる学問ではなく、企業の経営判断そのものと深く結びついていることも強く感じた。企業はどの事業に投資するのか、どのように資金を調達するのか、どのように企業価値を高めていくのかといった意思決定を日々行っている。コーポレートファイナンスは、そうした意思決定を合理的に考えるための枠組みであることが改めて理解できた。

    これまで学んできたファイナンスの知識が、単なる理論としてではなく、企業経営や資本市場の中でどのように意味を持つのかが整理されていく感覚があり、非常に示唆に富んだ内容だった。

    コーポレートファイナンスの理論を改めて深く理解することができる一冊。
    企業価値や資本市場の仕組みを考える上で、多くの示唆を与えてくれる内容だった。

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    コーポレートファイナンスについてあまり勉強したことがない中で読んだが、めちゃくちゃわかりやすくて面白い。
    自分の中でふわっと疑問に思っていた現代の資本主義の中で議論されているテーマについて色々と書かれておりとても勉強になった。
    そもそも株式会社とは何かから始まり、株価がどうやって決まるか、企業価値の拡大とは何か、配当政策の意義や会社は誰のために存在するかなど、経営について学ぶ中で確実によぎる疑問がほぼ網羅されているように感じた。
    あとがきの著書が職務質問されたという話から、経営計画を策定する上でのポイントに通ずる部分があるという話は面白かった。
    メモ
    資本コスト 出資者がリスクに応じて企業に期待するリターン
    正規分布 過去に何度も起きたことは将来にも起きやすく、逆もしかり
    株価はでたらめに動く ランダムウォーク
    株価にはよのなかの全ての情報が織り込まれている前提の中では株価の動きは予想できない
    株価の動きがでたらめということはすなわち株価の変化率は正規分布していることを意味する
    企業が行う事業によって標準偏差は異なる。
    標準偏差を使って表した株価や業績のバラつきをリスクという
    リスクは回避するべきものではない
    資本はリターンを期待した株主によって出資され、そのリターンに見合うだけのリスクを負っている。
    だから株主から出資を受けた経営者はリスクをとらなければならない。リスクをとって株主が期待するリターンを出すことが定められている
    企業がリスク管理する目的は大きなリターンを生むチャレンジをできるようにしておくこと
    株価は企業の将来キャッシュフローと資本コストという2つの変数の綱引きによって決まっている
    リスクとリターンは最後はだいたい釣り合う
    経営者と株主では経営者の方が情報優位である
    ファイナンスには費用という概念はない
    キャッシュアウトは将来のキャッシュインのための投資であって費用ではない。
    収穫逓減の原則 事業を続けている限りどこかの時点で資本の増加に対して利益の増加ぎ追いつかなくなる 成熟ステージ
    財務スラック 財務的なゆとり、ある程度の流動資産を持っておく状態
    財務的なゆとりがあればあらゆる事業機会に投資ができ企業価値を拡大できる
    私有財産制度 世の中の全てのものは必ず誰かぎ私的に所有しており所有権が憲法で保証されている
    企業文化や人間関係などは資産としてそこだけ「切り出して保有することができない。このような資産を維持するには相応のモチベーションがひつよである
    職質ゲーム
    どこから来たのか?
    企業の理念や存在意義の確認
    ここでなにをしているのか?
    ビジネスモデルや戦略の確認
    これからどこへ行くのか?
    ビジョンや将来像の確認

    経営理念の浸透
    所属している事業部門において経営理念をどう理解すべきか、どのように具体化されているかを日々考えることが重要
    理念があってビジョンを持つから計画がある
    ビジョンを達成するうえで今後もそのバリア(他社優位性)は有効か、何故有効といえるか、それを維持するために何が必要かを経営の意思として経営計画に示す

    0
    2024年01月01日

    Posted by ブクログ

    企業価値とは、、、を起点に解説。とんでもなく分かりやすい。企業価値や、会社は誰のものか、良い企業とはといった経営に関わる様様な論点、その意味合い、経緯などを理解できる。

    ファイナンスと聞くと財務や資金調達の話しかなと思ったら間違いです。経営そのもの。マネジャー職以上の人は事務系も技術系も問わず読むべき一冊

    0
    2023年10月24日

    Posted by ブクログ

    多くの書評で伝えられているように新入社員から経営層の方に至るまで兎に角お勧めの一冊。やや硬めのタイトルながら「まえがき」にあるのように難しい数式は一切登場しない一方、著名な研究者・学者、大学の授業で出てくる先生方の論点が分かりやすく、タイムリーに引用されている。他に類のない読み易さもお勧めできる点。

    0
    2023年05月14日

    Posted by ブクログ

    これは名著。
    読む前から知っていたこと・聞いたことはあるが説明できないこと・知らなかったことのバランスが絶妙。著者のスタンスが折に触れてはっきりと示されるので、読んでいて心地よい。
    後半はROE、配当、現金など様々なテーマに触れられるが、資本コストがリスクより上回る投資を目指すという全体テーマは一貫しています。
    表紙のネコに惹かれて手に取ると予想外に骨太な内容に面食らいますが、読後は最高でした。

    0
    2023年02月15日

    Posted by ブクログ

    小難しい言葉を使わずにコーポレートファイナンスの世界を教えてくれる良書。

    ESGと企業価値の関係性など、最近の話題も絡めつつコーポレートファイナンスについて解説してくれる。

    大学教授らしく語り口も軽妙で、時に人生哲学になぞらた深い考察もとてもためになる。

    0
    2022年12月25日

    Posted by ブクログ

    コーポレートファイナンスを理論ではなく、定性的に語った本。つまり、本質的な意味を概念として説明、理解を促すものであり、一定のバックグラウンドを持って読むと共感できる。

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    ファイナンスの原則をイメージレベルに落とし込んで説明してくれた点と、現代日本で一般的に信じられているファイナンスの考えに対して違う見方を提示してくれたという点で面白かった。

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    コーポレートファイナンスの本質を筆者の独特の視点から捉え直した点が非常に面白い。ともすると退屈になりがちなこのテーマを軽い語り口で展開するので、最後まで飽きずに読み進められる。(本間)

    0
    2024年04月19日

    Posted by ブクログ

    わかりやすい
    WACCの考え方や現金は利益を生まないので悪などコーポレートファイナンスのカンガエカタヲ400ページ程度にまとめて説明している。

    0
    2023年05月22日

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