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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 株主と経営者は、本来どういう関係であるべきなのか? 実証研究をもとに、企業統治の手段たる配当政策の意味を考察し、従来のエージェンシー理論への課題をも提起する。
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Posted by ブクログ
配当政策とコーポレート・ガバナンス 負債水準を高めることが、経営者の過剰投資を規律付ける効果的な方法である(Lie,2000) 補章 高橋(1930) 大株主のその場主義的我が利の横暴 企業が獲得した利益が配当として大部分還元されるのは、企業の長期的繁栄を妨げているのではないか。 企業の長期的繁栄...続きを読むとは??株主は長期的繁栄を求めているのか?長期とは5年?10年? 5章 ”経営者自己抑制仮説”の実証 103P 経営者自己抑制仮説とは? 定義 前提として経営者はバカではないので、非合理な投資を続けて会社を倒産に追い込んだり、不用意に企業価値を毀損したりはしない。 それをすれば株主によって経営者の地位を剥奪されるためである。 したがって、株主からの過剰な監視を緩和させ、信用を獲得することを意識して伸長な行動をするのが合理的と考えられる。 よってその考えを端的に表すために、配当政策を利用してプリンシパルとの折り合いをつける。 問題 モニタリングコストと残余損失を低下させる エージェンシーコストとは プリンシパルによるモニタリングコスト 利害が一致しない経営者の行動を株主が監視するためのコスト エージェントによるボンディング・コスト 経営者が株主利益を毀損しないことを株主に示すためのコスト 残余損失 それらによって引き起こされる機会損失
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