【感想・ネタバレ】流れる星をつかまえにのレビュー

あらすじ

家族仲がしっくりいかず、生き方に迷う主婦。16歳になる直前まで自分が在日韓国人だと知らなかった姉妹。ゲイであることに葛藤する男子高生。血の繋がった子どもを持てなかった母親。卒業式の日にプロムを開催すべく奮闘するモーレツ女子高生たち――ままならない日常に悩み惑う人たちの踏み出す一歩が、あなたの背中をそっと押してくれる。『余命一年、男をかう』で大注目の著者が贈る、明日もがんばる元気をくれる連作短編集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

青春映画な小説だった。
プロム開催に奔走する女子高生達と周りの大人達。
これはこれで羨ましく、そしてかなり眩しい。

だが、暴走する女子高生達に共感出来ないのは、プロム開催を思い付く動機がぼんやりしてるから、なんだろうな。校長への直談判の台詞は立派で良かったが。
同じ理由でチアガールもうーん?となっている。もう少し心情に切り込んだものを期待していたが、短編なので深掘り出来なかったという事だろうか。
ただ逆にその短さによって暗い話になりそうな題材が、この表紙のような明るさを保っていると感じた。
表面は明るく、しかしそれぞれ闇はあり、それが様々な青として表現されているのかなと思う。

個人的には甘利くんの母が一番心配だな。彼女のあの孤独感は世の既婚者に結構あると思うが、彼女の場合それが赤ちゃんを育てたい欲求に変貌を遂げていて、メンタルの曲がり方がかなり怖い。将来孫が犠牲になるパターンは回避されそうでそこは良かったが、それはそれできっと彼女は今度こそ崩壊してしまうのではないだろうか。
……でも、それもこれも短編なのでね。
闇の入り口をちょっと見せて読者に想像を委ねる作戦は成功していると思います。

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2026年01月27日

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