【感想・ネタバレ】天官賜福 2のレビュー

あらすじ

【一目で、生きる意味を知った。】
二度の追放を経て、八百年ぶりに神官に復帰した謝憐(シエ・リェン)は、下界で三郎(サンラン)という少年に出会い、ほんの数日の間に親しくなる。
謝憐のことを「兄さん」と呼び、常に悠然と笑っている三郎。
しかしその正体は、天界の神々ですら恐れるほどの絶大な力を持つ鬼王、花城(ホワチョン)だった――!

再会を約束するかのように、指輪を一つ残して姿を消した花城(ホワチョン)。一方、天界に戻った謝憐だったが、失踪した神官の捜索という任務を受けて鬼市に潜入することになる。
そこはまさに花城(ホワチョン)の縄張りで、彼の住処に招かれた謝憐は、少年ではない真の姿で現れた彼に「会えて嬉しい」と歓迎されて!?

※本作品には挿絵はございません

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超一途な恋愛で、地獄の辛さから幸せなエンドをつかみ取る、濃厚長編を読みたい貴方へおすすめ。
年下800年片思いの一途なスパダリ×年上で地獄のような過去をもつ受のBLノベルです。

中華BLですが、すんなり読めるよう解説も丁寧に入れて翻訳してくださっているので、
バトルあり!大恋愛あり!地獄あり!笑いあり!と異世界系モノBLのように楽しんで読むことができます。

800年前に謝憐に命を助けられた小さい三郎が、その後転落の人生を送ることになる謝憐を影から支え続け、
消息を絶っても探し続け、再会しても見返りを求めず、ただひたすら愛することに徹する花城のピュアで一途な姿に、心打たれること間違いなし…!
恋心を自覚してない謝憐との甘酸っぱいやり取りもたまりません。

また、仲間の風師・地師の自称大親友コンビや、部下の風信・慕情の喧嘩コンビ、一真と引玉の師兄と師弟コンビと、
脇を固めるキャラクターもそれぞれの過去が魅力的。
彼らと関わりながら主人公の謝憐と花城が、人間界や天界のイザコザを解決しながら、過去の人間関係や、自国を滅ぼした鬼との決着、黒幕との対峙を経て幸せになる物語です。

合言葉は「花城を信じろ!!」です。

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匿名

ネタバレ 購入済み

続きが気になる…

2巻では謝憐の過去が詳らかになっていくのですが、彼の慈愛や真心、正義感が空回りしていて、ひやひやしながら読み終わりました。
現在では、花城はじめ風信と慕情、それ以外でも謝憐を支えてくれる神官がいるので安心ですが、過去はなかなかヘビーです。過去の絆を知ることで、今の彼らの心情をより深く想像できました
謝憐に懐いて何かと助けようとする少年が可愛すぎます…。
傘や花など、花城が花城たるキーアイテム?も少しずつ登場していて、今から3巻が待ち遠しいです。

2
2023年03月18日

匿名

ネタバレ 購入済み

天官賜福

中華系統のファンタジー小説です。美しい表紙が気に入って購入しました。
 主人公の過去編が載っており、主人公を取り巻く人間関係がどのように育まれたものかがよくわかる一作です。今回もとても面白かったので、続刊が入荷したら絶対読みたいです。
 

#切ない #胸キュン #エモい

1
2024年01月01日

ネタバレ 購入済み

待望の2巻!

最初のほうは鬼市や花城の極楽坊の様子など謝憐と同じ気持ちで楽しんでいましたが、過去編に入ってくるとどうしても重めの話になっていって謝憐が良かれと思ってする行動が全て裏目に出てしまうのは、読んでて辛かったです。でもそういうエピソードをいれることによって800年生きてきた謝憐のキャラクターに説得力を出させているのかなっと思うと必要な出来事なのかなっとも思います。次巻でもまだまだ辛い展開が待ってそうですが、頑張って欲しいです!

#切ない #ドキドキハラハラ #深い

1
2023年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

続きが気になるところで過去編に突入して驚いた。
罪のない人々の犠牲から憎悪の連鎖が始まり、事態がどんどん悪化していく描写がリアル。
皆を救いたいと願い、しかしもがけばもがくほど理想から遠ざかっていく謝憐を見ていて心が痛い。

0
2025年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
謝燐の人間時代から仙楽国が滅ぶ(前)までの過去編がメイン。
因縁の関係、運命の出会い、挫折と苦悩と敗北。

・感想
挫折を知る前の謝燐は全てを持つが故に傲慢で尊大なんだけど、そこから一筋縄ではいかない現実を突きつけられる…
全ての人を救いたい…でも目の前の事だけに都度構ってるから出来事を俯瞰的に見れず追々どういう影響がでるか考えられない。
立場による視点の違いによる衝突、求められる役割などそれぞれの登場人物の描写が多層的で割と終盤まで「これBLだったっけ?」ってなってたw
主人公の挫折をこれでもかと描写し行動が悪い方に転がっていくのは昨今のなろう系みたいなのじゃあまりみられないんじゃなかろうか?(なろう系を全く見ないのでわからんけど)

続きが9月に出るから楽しみ!

0
2024年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天界に戻った謝憐(シエ・リェン)だったが、失踪した神官の捜索という任務を受けて鬼市に潜入することに。そこはまさに花城(ホワチョン)の縄張りで、彼の住処に招かれた謝憐(シエ・リェン)は、少年ではない真の姿で現れた彼に「会えて嬉しい」と歓迎されて……。

すべてが主人公の過去に繋がっている…のに、どうして本人は気づかないんだ!(笑)
花城はもちろん、青鬼とか、郎千秋とか、結構繋がり深い気がするけど、再会した時に思い出さないの…? いや青鬼はちょっと難しかったかもしれないけど。
そんなわけでいきなり途中から過去編に飛びましたが、「ここで終わるの!?」という気になるところで終わってしまった…! あれは一体どういうことなの?? 分裂でもした??
現在2023年10月ですけど、2024年4月まで待たないといけないのか…!
現代が過去にどんどん繋がっていったように、この過去編が現代にどう繋がるのか、すごく気になる。相変わらず伏線がすごい。
いまだ名前が明かされない少年兵とか、郎英とか、白鬼とか…。
過去編の結末はすでに現代で語られて知っているけれども、実際に過去の惨状を目にすると、苦しいものがあるなぁと思いました。乗り越えようのないこの状況をどう
決着をつけるのか。楽しみに待ちたいと思います。

1
2023年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

飛翔した若い仙が陥る悩み……。
仙侠モノでよくある。
どうして全ての人を救えないのか。

どんどん谢憐が辛くなるらしい。特に5巻。

でも早く読みたい。

1
2023年05月20日

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