あらすじ
感動の大ベストセラー、待望の電子化!タイトルの意味を知ったとき、その言葉に込められた強く切ない思いに、きっと涙すると思います。「おはよう」とか「おやすみ」とか「行ってらっしゃい」とか、そんなささやかな日常にこそ幸福はある。「愛してる」と言える人がいるだけで人はこんなにも幸福になれる。そういうシンプルな真実をファンタジックな物語に仕立て、単行本刊行時には「感涙度100%」と評された傑作恋愛小説です。未読の方はぜひこの機会に読んでみてください。
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Posted by ブクログ
中学生の時に読んだけど
綺麗な表現たちだったのがやけに印象に残ってる。
映画も見た。世界観がよく表現されてる。
どちらも好きだ。
綺麗な日本語に触れられてよかった、、。
瑞々しいような気持ちになった。
Posted by ブクログ
読み始めたきっかけは、浅沼晋太郎さんが出演する舞台の原作小説だったからだった。
暗い話かなと思って読み始めたが、温かい家族愛の話で、とても感動した。巧のアーカイブ星という考え方にはなる程と思えた。これから大切な人がなくなってしまったときは、アーカイブ星に行ったんだなと思うことにした。エピローグで、佑司が、#5のドアに向かって、ママ? ママ?と呼びかけるのが、複雑な気持ちになった。澪の手紙を読んだシーンまでは明るい気持ちで読み進むことができたが、エピローグで一気に心をえぐられた。これを舞台で見たら確実に泣いてしまう自信がある。それくらい、衝撃的だった。このお話がどのような形で舞台化されるのか気になる。
Posted by ブクログ
自分が巧と結婚したら、佑司という子供を授かって死んでしまう未来が分かっているにもかかわらず、巧と結婚することを選んだ。このことを知るきっかけになった手紙に書かれていた「いま、会いにゆきます」に感動した。
Posted by ブクログ
6週間の妻の復活。そのままアーカイブ星に戻ったでもよかったのではないか。タイムスリップで過去から来て、未来を知った澪として過去出会うという伏線回収は無理がある気がした。実写ドラマではミムラと成宮寛で
Posted by ブクログ
いま、会いにゆきます★.3.7
公園で会った子のオススメ本って事で読んだ。
普通の小説とはちょっと違うタッチ。ナレーションが少なくセリフと主人公の心の声で構成されているのがおもしろい。
終盤までアーカイブ星から帰ってきた(死んだはずなのに現れた)澪が何者なのかが分からなくてずっと気になりながら読みすすめた。ラストで全てが明らかになって伏線も回収されてて泣けた。ここから先はネタバレになるが死んだあとに帰ってきた澪は8年前の彼女であったのだ。澪は8年前事故に遭い未来にタイムスリップし、そこで自分が高校の同級生の巧と結婚し子供もいるがすでに自分が死んでいるという事実に直面する。この梅雨の季節だけのタイムスリップで自分がどんなに二人に愛されていたか、幸せな家庭を持っていたのかを知りそれを実現するために8年前に戻った澪は動き始める。その幸せが長く続かないとわかっていても….。
澪と巧の純愛さに心が浄化された気分だった。愛っていいなぁ。
帰る日、6週間過ごした澪自信の存在や記憶が無いことになってしまうのかと思っていたら、
これまでの結婚生活は、その6週間もあった上での澪だったって分かったら、良かった…って何だか余計に切なくなりました。
ずっと一緒にいようってお互いがどんなに願っても、澪は若いうちに旅立ってしまった。
それでも、あなたの隣で良かった、幸福だったって一生懸命伝えようとする二人に何度も涙をこらえました。(電車の中でした 笑)
でも、そんなに「好き、愛してる」なんて大胆に言えるのはお互いが大切な人を失ってしまったからこそなんですよね。
設定は非現実的ですが、先に旅立たれ残された人の多くが望むであろう展開で、その心情の過程に多くを学びました。
映画は見てませんが、この原作を読むだけで十分だと感じます。
以前に他作品で、後に映画を見て、内容が残念だったために原作のイメージもが上書きされてしまったので。
Posted by ブクログ
秋穂巧(あいおたくみ)
司法書士事務所で働いている。29歳のシングルファザー。脳内で化学物質が異常分泌される。妻との思い出を小説に書こうとする。
秋穂佑司(あいおゆうじ)
巧の息子。髪はダージリンティーみたいな色をしている。
母が死んでから耳が遠くなった。
秋穂澪(あいおみお)
巧の妻、佑司の母。27歳で病死する。『またこの雨の季節になったら、二人がどんなふうに暮らしていふのか、きっと確かめに戻ってくるから』と言っていた。
生前に語った自分の言葉どおり、1年後の雨の季節に廃工場へ帰ってくる。
所長
巧の勤める司法書士事務所の所長。巧の入所当時から老人。
永瀬
巧の勤める司法書士事務所で働く女性。巧の仕事をフォローしてくれる。
ノンブル先生
若い頃、小学校の教諭をしていた。17番公園で会話する一人暮らしの老人。
アレックス
ノンブル先生の飼い犬。佑司は「プー」と命名している。前の飼い主が、手術で声を取り去ってしまった。
ベンチの青年
17番公園のベンチで生活実用辞典を読んでいる。町内会長の息子。