【感想・ネタバレ】新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlersのレビュー

あらすじ

永遠の生命を持つ子供たち「キルドレ」が地上で暮らす大人のために、戦争を請負う社会。新任地に配属された戦闘機乗りのカンナミは指令を受け空へ出勤し、夜は同僚たちと歓楽街へ出かける。彼らにとって生死とは、そして自我とは――著者最高傑作シリーズ、新装版刊行開始!〈解説〉鶴田謙二
巻末著者インタビュー〈聞き手〉清涼院流水

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Posted by ブクログ

ネタバレ

押井守監督の映画のほうは何年か前ににみたが、すべてがFになるの著者が原作者とは最近になって知った。
大人になれない子供たち「キルドレ」が戦闘機乗りになって戦争を続けるという独創的な世界観。(見た目は)子供たちが主人公だが、イノセンスとは無縁のなんとも厭世的な雰囲気が漂う。ほかの作品も読んでみて、この世界の背景をもっと知りたくなる。
(6/24追記)
小説内の時間的に前になる4作読んでから、再読してみたが、うーん、すべてを合理的に繋げる解釈は思いつかないなぁ。クサナギ・カンナミの同一人物説も、本作を読む限りは無理がある。キルドレの記憶は曖昧で、ときに夢との境界があやふやというのは名言されているので、もしかしたらキルドレ同士、他人の記憶が交雑してしまうという解釈なのかもしれない...

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2022年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森博嗣氏の作品が好きだという人に、この本を紹介された。
一緒に飛び立った仲間が、帰りには一緒に戻れるとは限らない。昨日まで仲間だった彼や彼女が、明日は敵となる、戦争がビジネスの世界。
これを絶望と言わずして何と言えよう。
空気だけはやたらと澄み切っているが、湿度や体温を感じない文章で、あまり読んだことのない感じが新鮮ではあった。ただ、こういう世界にハマるのは、ちょっと危うく思う。気にし過ぎかな?

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2024年09月23日

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