【感想・ネタバレ】明治天皇(3)のレビュー

あらすじ

修交を迫る列強の強談は容赦がなく、志士の中には国禁を冒して海外渡航をはかる吉田松陰のような動きもみられた。もはや開国のほかに道はない。幕府はついに独断で条約締結を敢行する。当然、勤皇志士たちの反発は一段と激しさをまして、世情は混迷、騒乱の度を深めていく。未来の明治天皇はまだ幼い。

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Posted by ブクログ

読んだ本 明治天皇(3) 山岡荘八 20231023

 吉田松陰が渡航未遂で捕まって、幕府が朝廷に無断で通商条約を締結する。井伊直弼が大老になって、いよいよ尊王攘夷の動乱が幕を開ける。ってのが第3巻。
 幕末で誰が好きかって話になると、まぁ大体坂本龍馬か土方歳三ってことになるんだけど、僕は高杉晋作が好きなんだよな。どの本を読んでも、高杉を英雄視してるんだけど、行動はでたらめで、筋が全く通ってない。外人居留地の焼き討ちや馬関戦争、幕長戦争なんか、右往左往してるうちになんかうまく収まっちゃう。無軌道に見えながら、理想の国家像を持ってる龍馬なんかとはちょっと違うんだよな。実際、幕長戦争で奇兵隊にそっぽ向かれたり長州の中でも振り回されてうんざり来てた人も多かったと思います。しかし長州って、無軌道では輪をかけた井上聞太や桂小五郎なんてなにかっていうとすぐいじける。何ともつかみどころがないんだよな。山口出身の知り合いいないんだけど、ゆっくり観察してみたいです。

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2023年10月23日

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