【感想・ネタバレ】新太平記(4) 湊川の巻のレビュー

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Posted by ブクログ

北条時行の中先代の乱が尊氏に鎮圧され、今度は義貞が鎌倉へ進む。正成は講和をまとめようと図るも成らず、箱根の一戦で義貞は尊氏に敗れ、西に敗走する。一度京に入った尊氏は京で敗れて西へ逃れるが、公卿が義貞へ追撃を許さず、尊氏は九州で再起して東進。正成は次善の策として義貞を生かすために湊川で敗死した。尊氏が正行へ正成の首を送るが、ここは涙なしに読めない。

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2023年05月05日

Posted by ブクログ

鎌倉幕府が滅亡し、建武の新政が始まったが、政権側のマネジメントも偏ったものであり、武士たちはストレスをためている。鎌倉の管理を任されている足利尊氏の弟である直義に、北条高時の子である時行を棟梁にした不平分子が中先代の乱を起こす。直義は、鎌倉に幽閉されている後醍醐天皇の子である護良親王を虐殺する。混乱の情勢の中、護良親王の虐殺の責任をとって謹慎していた尊氏が体制奪還に向け立ち上がる。対する新田義貞、三木一草の一人である楠木正成も最後の戦いを挑む。後醍醐天皇の取り巻きである貴族たちに翻弄されながら、大将新田義貞を守るため、楠木正成は湊川の戦いで敗れ自害する。混沌とした情勢の中、尊氏、直義の亀裂も見え隠れしながら、次巻に繋ぐ。

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2023年03月08日

Posted by ブクログ

中先代の乱の北条征伐のため、足利尊氏は征東将軍として鎌倉を制圧、ただし大塔宮虐殺もあり尊氏は逆賊となる。
尊氏は持明院統の光厳上皇の綸旨を得て九州で勢力を盛り返し東上、湊川の合戦で楠木正成は最期を遂げる。
非理法権天、本書での楠木正成の生き方の根本理念ですね。

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2021年05月14日

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