【感想・ネタバレ】親鸞(二)のレビュー

あらすじ

大盗天城四郎の魔手から玉日姫を救い出したのは、範宴である。その日から範宴はもの想う人となった。甘ずっぱい春の香りは、払えども払えども、範宴を包む。禁断の珠を抱いて、範宴はみずからおののく。京の夜を煩悩に迷い狂う範宴! 追い討つように、山伏弁円は彼に戦いを挑む。信仰の迷いに疲れた範宴は、このとき法然を知る。奇しき法然との出会い。親鸞の大転機であった。

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Posted by ブクログ

僧でありとて、人である。
では、人としての性(サガ)を全うし、悟りへの道はないのか・・・。
そんな、愛に悩み、人間の本質をとことん突き詰め、出した男の結論とは・・・。

(本文より)
「つきは濁池に宿るとも汚れず、心清ければ、身に塵なし。
娯しみなきところにも、娯しみを得るのが、風流の得というもの

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2009年10月04日

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