【感想・ネタバレ】上杉謙信のレビュー

あらすじ

謙信を語るとき、好敵手信玄を無視することはできない。精悍孤高の謙信と千軍万馬の手だれの信玄。川中島の決戦で、戦国最強の甲軍と龍攘虎搏の激闘を演じ得る越軍も、いささかもこれに劣るものではない。その統率者謙信と彼の行動半径は? 英雄の心事は英雄のみが知る。作者が得意とする小説体の武将列伝の一つであり、その清冽な響きは、千曲・犀川の川音にも似ている。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

吉川英治による上杉謙信と武田信玄の川中島の4度目の合戦を中心に展開する物語。
書籍のタイトルは上杉謙信だが、終生のライバルである武田信玄についても描かれており、その対比が面白い。この第4次川中島合戦だけでこのボリュームであるので、生まれてから死ぬまでを描いたとするとかなり長大な作品になったに違いない
川中島後のいわゆる「敵に塩を送る」故事も描かれているなど、川中島それだけにはとどまらず、上杉謙信という人となりを立体的に描こうとしている。ただやはり生まれや幼少の頃の景虎、第4次川中島までの謙信が描かれていれば、もっと魅力的な人物として読者に訴えかけるものがあったのではないかと悔やまれる。

0
2013年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

R5.4.27~8.23

(きっかけ)
青空文庫

(感想)
第二回川中島の戦いがメインの小説。
まあまあ。
「真田三代」と同時に読んでいたのでところどころごっちゃになってしまった・・・。
悪くはないが、ちょっと物足りない。

0
2023年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鞭声粛々夜河を過る~♪by頼山陽
の詩でも有名な永禄4年(1561)の第四次川中島の戦いを描いた歴史小説。

上杉謙信と武田信玄の性格の比較なども面白いし、いざ決戦の際の兵士たちの気持ちなども臨場感あふれる描写でドキドキしました。

上杉謙信さんの全生涯を描いたわけではないけれど、コンパクトな1冊だし、文も読みやすいので、謙信&信玄ファンには手を出しやすいと思うよ。

コアなファンには、ちょっと物足りないかもしれないけれどね。

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2016年01月04日

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