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Posted by ブクログ
黒田官兵衛の青年~中年期が描かれてます。
戦略、智略がこのようにすごい!
というよりは黒田官兵衛の人柄、義を重んじ、正しいと思った道を貫き通す性分にクローズアップされているように感じます。
秀吉との心の交流。竹中重治との邂逅。
史実に沿ってどのように官兵衛が考え、信念の基に行動していったのか、その心情が描かれてます。
しかし、負けた城主は一族諸共処刑されたり、
責任を取って切腹したり、稚児まで手にかけたり、
時代がそのような時代であったにせよ、読んでいて苦しい気持ちになりました。
初め、官兵衛は飄々とした軽い男なのかな、と思いきや
そんなことはなく、話が進むにつれて義に篤く、主君には裏表無く仕える様、そしてそのような人柄だからこそ、家臣を含め周りの人間が官兵衛に何かあったときは損得抜きで助けようとしているのだと思いました。
正しい道を貫く人に、人はついていく。
そんなことを思いました。
官兵衛のその後が気になるので、その後を追った作品も読んでみたくなりました。。