【感想・ネタバレ】祝もものき事務所のレビュー

あらすじ

やる気なし根性なし能力なしの事務所の所長が、凶器あり指紋あり目撃者あり動機もありでアリバイなしの被告人の無罪証明を引き受けた? 「なんちゃってミステリー」登場!

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Posted by ブクログ

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意識して捜したりは全くできないくせに、やたらと犯人や証拠物件にぶちあたる桃之喜太朗。その事務所だからもものき事務所…ねぇ。たしかに何の事務所と書けるわけでもないから仕方がないのかな(^^;タイトルの祝は読み終わっても解らんけど。
凶器とそれに指紋、目撃者、動機、自白まであって、アリバイがない容疑者の無実を証明しろ…なんていう依頼を引き受ける事務所だし。桃之喜所長が断れづらい依頼はまず解決できちゃうというから、神がかっているんだか、何か憑いているんだか(^^;
他には、主人公とその幼なじみは桃太郎がらみの名前。かなり無理やりっぽい名前もあるけどね(^^;

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2020年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

推理小説かとおもったけど、ちょっと違った。
昔の認識が消えない旧家の人間と21世紀の現代の認識との衝突と歪みっていう舞台の上で女性の生き方とか、自分のおかれている状況を知る大切さとかいろんなことを登場人物の生き方で見せられた。
特にしがらみから早くに抜け出した叔母と姪。そして、彼女を救った担任の女性。自立していて、教養と自信を持ってサッと臨機応変に動ける彼女たちがとてもまぶしい。

主人公の存在感めっちゃ薄いけど、物語を進める大事なポイントを出す人間だね。

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2015年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

茅田さんの作品は全部読んだ訳じゃないけれど、やはり安心度・安定度が高いなぁと改めて思った。「スカーレット~」などもそうだが、この作品もキャラの個性やバランスがとても良かった。まるっきりやる気もなければヘタレ度満載の主人公(事務所所長)に有能な秘書。そして、有能な親友たち。なんだかんだ言いながらも、結果的には主人公に協力している辺り、切れない鎖があるんだろうが、その辺はここではまだ語られない。影のボスも銀子さんもここでは語りでしかなく、今後、どう絡んでくるのかが楽しみ。ただ、…名前が…最近のラノベの傾向なのか、覚えにくい。懲りすぎて、当て字過ぎて…ね。それにしても、主人公の百之喜の”特異体質”には笑える。本当に、コントロール出来ないのが非常に残念なのだが、またそこが百之喜たる所以なのだろうが(笑)いやはや、大きな由緒あるお家柄というのは本当に大変で…小説だけの空想の話かと思いきや、リアルにこういうことってあるからね!!その惨劇を知ってるだけに、笑えないなと思いつつ読んでいたけど。でも、最後には子供たちそれぞれがなんらかの形で鎖から解き放たれて良かったなと。人はやはり外を知ることによって傷つくことも多いけど、たった1つの出会いから人生が大きく変わるし、変えることが出来るんだなと思う。これはぜひ、続巻も読みたいな。

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2013年06月10日

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ネタバレ

登場人物が”桃太郎”の登場人物をもじった名前。
探偵事務所と言いつつ、依頼を受ける気がないやる気のない主人公です。

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2012年03月03日

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百之喜は、台風の目みたいな存在だと思う。
台風の中心部は、無風で、晴れていてなんともないのに。その周囲は暴風が吹き荒れている。
彼をとりまく周囲の人物が優秀で、また、ここまで何もしない、できない主人公をお目にかかったのは初めてではないかなと思う。

……ところで、仲が険悪だった依頼者(姉)と被告人(弟)は一体どこで、和解したのだろうか。気になる。私が読み落としてしまったのだろうか。

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2015年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この手の小説の王道に則り所長は【出来る人】なのかと思いきや、あまりのやる気のなさや出来なさにまず吃驚。いや、ある意味では出来る人なのかもしれませんが。そんなもものきの人物像を掴むのに少しかかりました。主人公と言って良いのか分かりませんが、新しいタイプだなぁと。その特異体質(?)故に、率先して動いたり引っ張ったりなんてことは皆無にも関わらず、常に問題のど真ん中にいるという不思議さ。[ここ掘れワンワン]というフレーズを彷彿とさせました。ミステリーとは確かに異なる印象を受けましたが、登場人物の個性が強く、前述の様な王道とは違う関係性も中々面白かったですし、その読み易さもあり一気読み。

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2013年01月31日

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