あらすじ
「迎えに来ました。僕と結婚してくださいますか?」――十織終也と真緒、ふたりの結婚から一年が過ぎようとしていた。はるか昔、国生みの時に生まれた神々を始祖とし、未だ所有する一族を、この国では「神在(かみあり)」と呼ぶ。「神迎(かみむかえ)」のため帝都に向かう終也と共に、真緒は初めての遠出をすることになった。その帝都行の鉄道の中で真緒はひどく懐かしいような不思議な夢を見た。「お前の目は特別だから、きっと冬の天の川も見えるのだろう」「ともに還ろう」。隻眼の青年との出会いから明かされる真緒、出生の真実とは? 和風花嫁ファンタジー、待望の第二巻!
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真緒の過去が明らかになったけど、何とも切ないものでしたね。
終也の気持ちも分からないでもないけど、七伏家にとっては到底理解したくない話だろうし・・・。でも十織家の総意として真緒のお迎えをしてくれたのが何より嬉しい。
Posted by ブクログ
違う「神在」も登場して世界が広がるシリーズ第2巻。
どの人も誰かの幸せを祈ってる、でも自分の幸せがどんな形かは、自分にしかわからない。
相手の幸せが自分の思いとは違う時に、相手が望む幸せを祈り続けられるのかどうかで、本気を問われる。厳しいな。