あらすじ
終也と離れた真緒は、帝都に向かう汽車の中で、志貴に思い出話をする。廃れた神事『遠音の儀』を再開すべく、終也と調べていた時のこと。年長者が口を閉ざすなか、昔の先祖返りの日記が見つかる。しかし日記は不自然に破かれていた。十織家の過去と、終也の胸の内を知った真緒は……。ついに十織家の過去と、終也の本心が明かされる!? 人気の和風×花嫁ファンタジー第五弾! 「八番様」を有する一族を舞台にした短編、『神在心中忌譚――蝶々心中/青虫地獄』二編も収録! 「死ぬときは一緒」と誓い合った恋人たちの、美しくも悍ましい物語。
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Posted by ブクログ
いわゆる「外伝」の要素が強い第5巻。
十織家の過去、終也と恭司の出会い、志貴と父、六久野と帝、そして八塚家。
それぞれの事実や思いが丁寧に描かれて、この先の物語に深みが出るのだろうと思う。
先を知りたい読者には少しじれったいですが。
Posted by ブクログ
帝都に向かう電車の中で、真緒と志貴が思い出話をする。本編は何も進まず。
八塚の悲しい話は泣きそうになった。八塚は滅んだのか?愛する人にこだわり、死ぬことすら厭わないのは、さすがに神の血を引くものだからか。
Posted by ブクログ
本編は続きが気になる終わり方で、次巻がとても楽しみ。
本編は何だか回想の印象が強かった。
だけど今まで未知の過去の流れがイメージに重なって現れて来た。
内容的には特別短編の方に集中してしまった。
八塚の話がもっと知りたいと思った。
短編をなぜ入れたのか?
お話はワクワクする内容でした。
でも、すでに発表済の短編をここに入れずにストーリ―を完結してほしかったです。
続きを楽しみにしていた分、本編の続きをまた待たなくてはいけなくなりがっかりしました。