あらすじ
真緒は終也と共に、雪に閉ざされた二上の領地≪白牢≫を訪れる。二番様を有する二上家の当主から十織へ、病床の妻のために死装束を織ってほしいと依頼があったのだ。妻を想っての依頼だが、当の本人はこれを頑なに拒否している様子……。真緒は、持ち前の真実を見抜く瞳と真っ直ぐな心で、夫婦が互いに納得できる方法を懸命に探っていく。真緒の身を案じながらも見守り、深い愛で支える終也。同じころ、≪悪しきもの≫に負わされた傷を癒すため、白牢に逗留している先客がいて……。和風シンデレラロマンス第三弾!
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Posted by ブクログ
序章にこの第三巻のテーマが詰まってる。
信じるものを真っ直ぐに貫く事は正しすぎて人を傷つける事もある。私自身も人生の中でそれに気づき、控えるようになった。でも、真緒にはまだそれは早いし、控えることなんて一生なさそう。彼が全面肯定だしね。
今回も切なくも幸せな1冊でした。読み終わったあと、不思議と気持ちがほっこりするんですよね。
次回に繋がるような新たな伏線も出てきたので、また続きを読むのが楽しみです!
Posted by ブクログ
真緒はブレないなぁ。
私は志貴の渾身の口説きに心が揺れたよ笑
人間いつ死ぬか分からないとは言え、最初から寿命の差があることがわかってる恋愛はしんどい。
Posted by ブクログ
真緒と終也は二番様を有する二上の依頼で、雪に閉ざされた、二上の地へ訪れる。
病床の妻の死装束を作ってあげたい、当主と自分に価値がないからと拒否する妻。
しかし、真緒の存在はそんな優しさから拗れた2人の関係を解し、安らかな死出の旅路を迎える。
また、二上の地で出会ったのは、療養中の末の皇子の志貴。
穢れたゆえに、帝位争いから遅れをとる志貴も、真緒の優しい考えにふれ、真緒に執着する。
やっぱり、男が話す場面でも、「お話」のような、女が使いやすい言葉が出てきたりして、いろんな意味で違和感。
後は、人の心の動きの描写も微妙で、恋心も凄く幼い。
でも、「だって神様なんだもん」が免罪符(笑)
キャラクター構成、設定、展開は好きだが、もう少し描写力をあげてもらいたい…