あらすじ
幽閉され、一途に機織をして生きてきた少女がある時、縁を結び縁を切る、縁の糸を司る神=十番様を所有する神在(かみあり)の一族、十織家(とおりけ)の若き当主・終也(しゅうや)に見初められ、真緒と名づけられる。「迎えに来ました。僕と結婚してくださいますか?」――運命は動き出す。虐げられ続けた日々から救い出された真緒は、十織家でも機織りの才を生かし過ごすうちに、終也の背負ったある秘密を知ることになり……。
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Posted by ブクログ
優しくて哀しいヒーローが、無垢なヒロインに心の傷を癒される話なのかと思ったら、とんだヤンデレでびっくりした。いや、ヤンデレ好きだけどもw
Posted by ブクログ
このパターンの話はあまり好みではないのですが、面白かったです。ヒーローの心がヒロインによって浄化されていく描写に心打たれて泣けました。次巻があるようなのでヒロインの気持ちがヒーローに追い付けるかどうか?に期待したいです。
Posted by ブクログ
真緒ちゃんも終也も最初からブレずに互いを思い続けたなあと。
真緒ちゃんは、それが恋心に育つまでにはまだ少しかかるかもだけども。
終也に関しては一歩間違えばストーカーレベルだけども。
真緒ちゃんはこれまで虐げられてきたことに加えて、十織家の一員として認められるまでにまた虐げられる状態。
終也は先祖返りのせいで、肉親からも嫌われるという、夫婦揃って苦難の連続。
でも「目」のいい真緒ちゃんの真っ直ぐな想いが、こんがらがった状況を調えていく。
大団円と言い切るには、まだ安心できる状況ではないし、真緒ちゃんの血筋にも謎がありそうで、全ての伏線が回収されたわけではないけれども、少なくとも終也と家族の状態は格段に良くなったと思う。
機織は人間関係も綺麗に織り上げてしまうようだ。