あらすじ
「わたくしとの婚約を破棄してください」
ルルーシェは第一王子サザンジールに婚約解消を申し出る。
死を避けられない自分を忘れ、新たな王妃との人生を歩んでもらうために――。
「ルルーシェ! 俺と結婚してくれっ?」
しかし、サザンジールは婚約解消に応じることはなく、むしろ積極的に迫るように!?
「ルルーシェを独り占めできるなんて、最高だね」
さらに第二王子ザフィルドまで露骨に誘惑をするようになり、ルルーシェを取り巻く環境は大きく変わっていく。
『ねぇ神様。例のお約束の件、覚えていてくれてますか?』
『何でも欲しいモノってやつ? もちろん覚えているよ』
神様との勝負【美しい死に様】を遂げるため、ルルーシェは全力で100日間を駆け抜ける。
「最期までちゃんと見ていてくださいね」
そして迎えた人生最後となるダンスパーティの夜、ルルーシェに奇跡が起きる……。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感情タグBEST3
うぅー、切ないよぉ・・・。ルルーシェの死が刻々と迫るにつれて涙なしでは読めなくなりました。最後の瞬間まで矜持をもって、誰を恨むことなく、笑顔で今世を去ろうとする姿に胸がいっぱいです。イラストも本作にとても合っていて、特にラストの2人の再会シーンが美しかったです。
とても不思議な物語。死ぬことは確定していて、そこから逃れることをテーマにしているわけではなく、ひたすら残された人の為に100日を使うヒロインの精神力。
最後の3枚のイラストは秀逸です!
あー、楽しかった!
2巻後半、読みながら涙が止まりませんでした。色んな人の思いが絡まって。ルルーシェの賢さと強さと、可愛らしさと。その全てが残される人のたちへの思いやりに溢れていて。それでいて、神様とのやりとりがどんどん楽しくなっていくので、悲壮感とは違うのです。
ルルーシェの頑張りがどんな結末に向かうのか、はらはらしました。彼女が大切に思い、彼女を大切に思っていた人たちのその後も読めて。いいお話を読めたなぁと泣き腫らした目でこのレビューを書いています。
是非、お読みください!きっとルルーシェ様のこと、忘れられなくなります。
匿名
死を前にどう生きるか
よくある死亡フラグを回避する悪役令嬢のテンプレではなく
死亡前提でどう生きるかという話。
死を受け入れ覚悟し生きる100日が
とても辛い。
輪廻転生
突然訪れた限りある人生を一生懸命駆け抜けた令嬢と、それを見守った神様のお話しでした。終わりに向かって始まるお話は、なかなか面白かったですね。最後の3ページのための壮大な前ふりだったのかなー。
最後の数ページのイラストと言葉が素敵でした。
何度も見返しました。
この数ページの為にこの本を買ったと思えばいいのかなぁ。
お話は、アホくさくて、残念でしたけど。
王太子に救済を
神様に余命宣告を受けた令嬢が傲慢で身勝手な振る舞いで、周りを振り回し、傷つけ、悲しみと苦しみのどん底に突き落とすお話。
前半はまだ良かった。
家族の行末を思っての行動はジーンとくるものが、
でも、後半はいただけない。自己顕示ばっかり。早く忘れてもらうんじゃなかったの?思わせぶりな事もしてるし、残酷だわー。
皆んな幸せになった?ウソだよっ!幸せそうに見せてるだけだよ。そういう立場の人たちだから、
子供が先に死んでしまった親が幸せなど感じるわけない、寄り添うしかないじゃない。
弟王子だって、好きな女の子を自分が死なせてしまった
私の涙は、何一つ報われなかった王太子殿下に、
信じて、愛して、自身も努力し続けて、頑張っていたのに、こんなムゴイ終わり方。自分の腕の中で最愛を亡くし、これから協力しあっていこうと思っていた弟は消えた。残ったのは、王太子、国王という責務だけ、
一日だけでも、声を上げて泣くことができたかな?
それでも、朝は来てしまう。かえって、公務とかに忙殺されている方がいいのかな?
正直、主役二人はどうでもよくなった。
たぶん、二度と読みません。