あらすじ
「わたくしとの婚約を破棄してください」
ルルーシェは第一王子サザンジールに婚約解消を申し出る。
死を避けられない自分を忘れ、新たな王妃との人生を歩んでもらうために――。
「ルルーシェ! 俺と結婚してくれっ?」
しかし、サザンジールは婚約解消に応じることはなく、むしろ積極的に迫るように!?
「ルルーシェを独り占めできるなんて、最高だね」
さらに第二王子ザフィルドまで露骨に誘惑をするようになり、ルルーシェを取り巻く環境は大きく変わっていく。
『ねぇ神様。例のお約束の件、覚えていてくれてますか?』
『何でも欲しいモノってやつ? もちろん覚えているよ』
神様との勝負【美しい死に様】を遂げるため、ルルーシェは全力で100日間を駆け抜ける。
「最期までちゃんと見ていてくださいね」
そして迎えた人生最後となるダンスパーティの夜、ルルーシェに奇跡が起きる……。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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うぅー、切ないよぉ・・・。ルルーシェの死が刻々と迫るにつれて涙なしでは読めなくなりました。最後の瞬間まで矜持をもって、誰を恨むことなく、笑顔で今世を去ろうとする姿に胸がいっぱいです。イラストも本作にとても合っていて、特にラストの2人の再会シーンが美しかったです。
王太子に救済を
神様に余命宣告を受けた令嬢が傲慢で身勝手な振る舞いで、周りを振り回し、傷つけ、悲しみと苦しみのどん底に突き落とすお話。
前半はまだ良かった。
家族の行末を思っての行動はジーンとくるものが、
でも、後半はいただけない。自己顕示ばっかり。早く忘れてもらうんじゃなかったの?思わせぶりな事もしてるし、残酷だわー。
皆んな幸せになった?ウソだよっ!幸せそうに見せてるだけだよ。そういう立場の人たちだから、
子供が先に死んでしまった親が幸せなど感じるわけない、寄り添うしかないじゃない。
弟王子だって、好きな女の子を自分が死なせてしまった
私の涙は、何一つ報われなかった王太子殿下に、
信じて、愛して、自身も努力し続けて、頑張っていたのに、こんなムゴイ終わり方。自分の腕の中で最愛を亡くし、これから協力しあっていこうと思っていた弟は消えた。残ったのは、王太子、国王という責務だけ、
一日だけでも、声を上げて泣くことができたかな?
それでも、朝は来てしまう。かえって、公務とかに忙殺されている方がいいのかな?
正直、主役二人はどうでもよくなった。
たぶん、二度と読みません。