【感想・ネタバレ】オウムアムアは地球人を見たか? 異星文明との遭遇のレビュー

あらすじ

2017年、太陽系外から突如飛来した謎の天体「オウムアムア」。常識外れの形状と謎の加速。科学的検討を重ねた末に出た結論は、正体は「異星人の宇宙船」と考えるしかない、というものだった! ハーバードの天体物理学者による大胆かつ心躍る宇宙ロマンの書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2017年に観測史上初めて太陽系外から飛来した天体としてその通過が観測されたオウムアムア(ハワイ語で「斥候」の意)。通過したわずか11日間という期間で観測されたその特異な特徴(①形状が既知の天体と比べて異様に縦長か扁平であること、②太陽接近時に太陽の重力だけでは説明できない加速を見せたこと)から、太陽系外の知的生命による人工建造物である可能性を、ハーバード大学天文学部長である著者が自説として展開している書。解説にあるとおり現在の天文学会の間では主流ではない説にしろ、そのように考えても矛盾しない観測事実が示されていることから想像が膨らまされ、中盤は繰り返しも多く冗長であるものの、まるで野尻抱介著の小説「沈黙のフライバイ」を思わせるような一冊。

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2022年04月30日

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