あらすじ
願わくば趣味や好きなことをして暮らしていきたい伯爵令嬢フィーリア。社交の場で同年代の令嬢とおしゃべりしたり、異性との恋愛には興味なし。本を読んだり出入りの商人の話を聞くことが好きで、結婚も親任せ。そんなフィーリアのもとに、誰からも憧れられる公爵クロード・モリスとの縁談が舞い込んでくる。断れる立場でもないからと、フィーリアはクロードと結婚するが――結婚初夜、公爵家の屋敷に戻ると、フィーリアはクロードに突如「近づくな」と突き放される。「僕はあなたと男女の仲になるつもりはありません」険しい顔のクロードに、フィーリアは理由を問いただすが…。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
拍子抜け
どこまでも自分本位な思考してるよね、この旦那様は…
読者は貴方のやらかした過去を知ってるけど、妻は何も知らないんだよ?
しかもこれまでの冷たい態度の理由もちゃんと説明しないまま、何が「愛し始めている」だよ
最初からずっと相手の気持ちをスルーして自分の気持ちばかりぶつけ続けてることに気付いてないよね?
金庫開けた件も、母親の形見を入れているくらい重要なものと分かっててまだ妻でもない相手に開けて見せるのは流石に阿呆すぎて…
これは騙した女よりも貴族として危機管理能力をきちんと磨いてこなかった旦那の落ち度であり、自業自得の結果なだけの話
過去女性にどんな酷いことをされたのだろうと思っていたけど、蓋を開けてみればただ間抜けなだけだったという…正直、微塵も同情できなかった
まぁひとつ言えるのは、こんな我儘な甘ったれに育ったのは周りのせいでもあると思う
甘やかす所と厳しくする所をはっきりしておかないとこうなるの一例
そんな甘ったれの旦那が今度は妻に甘えられると、この人は優しいから甘やかしてくれると気付いちゃいましたねぇ
若干、母親に向ける愛情と妻へ向ける愛情を混同してそうな気配も感じるのが何とも背筋がゾワゾワする理由なんだろうか…