あらすじ
心地いいのに落ち着かない。
離れていたいのに触れたくなる。
他人に興味薄で「恋愛なんて面倒」が口癖の的井は、
入社したデザイン事務所で指導役として中野を紹介される。
ただの同僚――その程度の認識だったが、
お節介だけど人好きする先輩は心の壁をやすやすと乗り越えてきて、いつしか気になる存在へと変わってしまう。
そんな時、中野から食事に誘われ自宅に泊まる事に。
酔った的井は勢いで「自分はゲイだ」とカミングアウトした上、キスしてしまい――…?
表題作ほかすれ違いカップルの再燃愛を描く読み切りも収録した、待望のデビューコミックス!
★雑誌掲載時のカラーを完全収録!!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
☆4.5
全2巻
背景、小物、キャラ、全部がすごく作品の空気感を作り上げてて、心理描写も凄く良くて、完成された作品という感じ。
1巻を読んだ時は、この2人のエロが無いのが惜しいと思った。中野さんはノンケだし、そういう(肉体的な)面でも大丈夫なのかなとか心配してしまって。
導入が的井くんとセフレの会話で、彼のほうは肉体的な繋がりが必要なキャラかなと思ってたし。でも、あえて描かなかったのはセフレが居たような子が、中野さんとだったら、そういうの関係なく特別に好きってことを示したかったのかなと思ったり。
2巻が出た時、1巻でできなかった分、もっとエロエロになるのかなと思ってたんだけど、自分が浅はかでした…。
いや、最後までちゃんと進むんだけれども、2巻も全然手を抜かずに、2人の心理描写を丁寧に描いてくれていて、良い作品だった。小物も背景もキャラも全部良かった。
電子DMM 画面外
オシャレな漫画です
受けがとても魅力的。
こういうキャラが好きな層にはたまらないと思う。
2人が具体的に互いのどこに惹かれてこうなったのか…みたいなのはよくわからないけど…空気感かな、そもそも恋愛ってそういうものか。
デビュー作ですか!?
受けの子の今どき感とか、仕事現場の様子とか、全体的にオシャレでセンスの良さを感じます。
Hはほぼ無し。恋愛無しの割り切りな関係しか経験のない受けの的井が、職場の世話焼きな中野先輩と恋愛を始めようか〜そしたら自分は変われるのか〜と一歩を踏み出すお話。的井の眼の色が琥珀色なので、タイトルは特別を探す的井を表しているのだと解釈しました。
ガツガツしていない、洗練された大人の初恋を見ているよう。
同時収録に違うCPのお話があります。
ここから
両思いになったその先をくださーい!
ここからが二人のラブラブ度満載のストーリーになると思ったのに(T_T)是非、続編を所望する!
自然に穏やかにカップルになっていく2人。こういう同じ話も好きです。ただ、恋人を作る意味がわからないとかなり頑なだった的井がどうして中野さんに恋をしたのかがわかりにくかったです。でもこいってそういうものなのかな?
あともう一つの短編は、浮気とかでは全くないとはいえ、征司の博愛精神?で振り回されちゃう渉がちょっと可哀想で。最後攻さんの愛情がもっと表現されていたらよかったなぁ、と完全に自分中のみですが。
たゆたう恋愛模様
淡々とお話が穏やかに進んでいくのが好きな人にはおすすめ!
どこでお互い相手に落ちたのかな?っていうポイントがつかめなかったけど、リアルな恋愛ってこんな感じだよなと言えばそうだな…という感じ。特別すごい大盛りあがりもないしエロシーンもないので初心者にはおすすめ。
Posted by ブクログ
受けの魅力がわからぬまま…セフレ相手(水谷氏)が本気になったら関係解消、なのに攻めに初の恋心いだいて、攻めも(なぜか)それに応えてくれてトントン拍子に両想い。人生イージーモードだねぇ、、せめて水谷というキャラがもっとモブで嫌なキャラだったら受けに嫌悪感なかったかもな。
同録の話のほうが良かった。交際中カップル。攻めがモテるがゆえにやきもち妬いてもう別れる病をたびたび発症?する受け。じゃあ試しに別れてみようってなって、攻めのほうがオーバーワークしてダメージうけちゃうの好き。いやでも攻めも受けに対してホストみたいな対応してるから不安なのはわかる…
う~ん???
少数派だと思いますが、あまり高くない評価を残した方々と同じポイントで私も疑問を感じました。頑なに恋人という付き合いを避け、セフレとしての付き合いを望んできた主人公が、なぜこの人だけは別だったのか。特にこれという出来事も感情の移り変わりも(そうなったきっかけ的なもの)かかれてないので、すごく唐突に感じました。何故かこの人は違った、というだけで、取って付けた感じが否めません。読み進むうちにいつかそこのところがわかるかなと思いつつ最後までそのままで終わりがっかりしました。登場人物に全く感情が寄り添えない、拍子抜けの作品でした。