あらすじ
転生したゲーム世界で死亡する未来を回避するため、前世の知識をフル活用するヴェルナー。マゼルの家族を魔物から守った後、なぜか伯爵家で面倒をみることに。さらにマゼルの妹・リリーもメイドとして働く事になったようで……?
一方、魔王軍襲撃後の内政処理をこなしているヴェルナーのもとに王都で不審な動きをした者がいるとの情報が入ってくる。いち早く状況を理解したヴェルナーは、敵の正体を突き止めるため大胆な作戦に打って出る!!
そして新たな職務の準備を進めるうち、不可解な点にヴェルナーは気が付き――?
伝説の裏側で奮闘するモブキャラによる本格戦記ファンタジー、第四幕。
感情タグBEST3
タイトル後半「国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です」がメインの巻。
戦闘がメインじゃない分派手さはありませんが、こういった地味な仕事を積み重ねることで「謀将」とも言えるヴェルナーの活躍があるんだと思います。
後、フェルスト伯爵家がだんだんやばい事になっていきそうな気配が。
ヘルミーネ嬢は結構好きなキャラなので少し心配です。
4巻を読んで
あとがきでもあったように内政がメインでしたが、すごく緻密な設定でほんとに読み応えがありました。戦闘シーンが無かった事は残念でしたが、大満足です!
1巻読んでた当初はヴェルナーの博覧強記っぷりに、前世大学教授とか? とも思っていたのですが、
工数管理とか部下の人数等に言及(1巻だったかな)あって、何より今4巻の息つく暇のない働きに、中間管理職社畜風味の真髄を感じています。
異世界なのにその風景、生活が生き生きと感じられて、まるで自分もそこでヴェルナーと共に活動してるような没入感。楽しい!
ヴェルナーはそれどころじゃないだろうけど!
ウェブ版も拝読しているのですが、今巻 終盤かなり書き足されています?!
Posted by ブクログ
この国難の時に、権力争いに興じるヴェルナーに反感を抱く層に、はらはらしながらも、この先が楽しみ。
リリーちゃんが、ヴェルナーと良いコンビになってきて、微笑ましい。
そして、お年寄りたちがヴェルナーを弄るのも微笑ましい。ほんと、この作品は登場人物たちが面白い。いろんな人がいて、それぞれの思惑と背景を持って動いている。それは、決してヴェルナーを守ったりするものではなかったりもするのだけど、思惑の交錯が楽しい。
この巻で、世界のおかしさに気がつくヴェルナー。何者かの作為を感じ始める。何故自然科学が発展しないのか、歪めらた好意の対象、アイテムの偏った分布に、広がらない知識。
魔王とは一体何者か?
いや、何なのか?
こちらの謎もきになる!
ストーリーは面白いが、「ちなみに」「余談だが」で全く必要の無い現実世界の話を出すことが多すぎる。
あと地の文なのに「思いついたことがある」で内容を伏せることも多いのも気になる。
結果物語に関係ない部分が多いのに肝心な部分は伏せるようになっていて読みにくさを感じた。
それと、「後世では」「後の〜」の表現がまれに出ていたが、視点がブレるし軽いネタバレにもなるしあまり好きじゃなかった。
世界観は好き。
好きだったけど。
この物語が好きで応援してました。
読者としては作者さんの作るストーリーが好きなんですが興味のない現実世界の蘊蓄が多くてページの半分以上がどうでもいい話でもうお金払って読みたくないです。
この先はなろうで無料で読み飛ばしながらストーリーを追っていこうかな。
シリーズ作品レビュー
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