あらすじ
「ずっと君が好きだった」十年ぶりに再会し、国王ローランから求婚された元侯爵令嬢エルゼ。凛々しく成長した彼に胸がざわめく。そして迎えた初夜――。「妻の乳房の管理は夫の役目なんだ」囁かれ、あられもない愛撫をしかけられる。夜ごとの淫らな手ほどきに初心なエルゼは翻弄されて、甘い声が止まらない。そんなある日、初恋をこじらせた彼の変態すぎる秘密を知ってしまい!?
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良かった
タイトルと表紙と他の方のレビューを読んで興味を持ち購入しました。買ってよかったです。
あの表紙や挿絵のキレイなかっこいいローランのギャップが凄まじく、エルゼとのやりとりにフフッと笑いをこぼしながら読みました。
辛い時期の描写はあまりないため軽い気持ちでほのぼのと読めました。
著者様の他の作品もすごく気になります。
おお、こいつぁヤベェよ
変態じゃーん!と何度口にしたでしょうか。
ローラン、気持ちはわからないでもないけどそいつぁいけねぇよと江戸っ子みたいになりながら読みました。
エルゼの修道女としての常識と世間の常識がかけ離れてるところにローランの嘘っぱちな性教育がもうなんともアンバランスで滑稽やら切ないやらもう色々感情が忙しかったです。
でもイチニ先生らしさが随所に散りばめられていて、とっても愉快で不思議な気持ちになりました。
ほんとにやべえ国王でしたね…政治はまともにできるのかな…それならもうご愛嬌だと思うしかないのかな…。
エルゼ頑張れ。
それにしても、エルゼの「直接じゃないとこから情報をとっていくな」という旨の発言は大変よかったですね。
今でもSNSで友人や家族にことを知ろうとしたりする人いるけど、あれって「オマエに言ってねーし!」みたいな気持ちになりますよね。私だけ?
現代にも通じる大事なことだな、としみじみしました。
大変よかったです。
Posted by ブクログ
大好きな作者様です。
今回も様子のおかしいヒーローで、「ティアラ文庫でこれは攻めている…!」(正統派キラキラストーリーのイメージなので)ととても楽しかったです。
しっかりとした年上ヒロインに、次第にワンコのように縋りつくヒーローが可愛らしくもありました。
ヒロインの同情を誘える話もあるのに、全てを話さないところに好感が。
一歩間違えると変態すぎて嫌われるところを、かつての面影や様々な出来事を通して円満(?)に収めたところがさすがでした。
両親の処遇も甘すぎかと思いきや、最後にきっちりと落とし前をつけれて良かったです。
病んでる
読み始めは、初恋を実らせたヒーローがヒロインを溺愛してく王道な感じかなーと思ってたのですが、初夜に突入でいきなりヒーローが爽やかに変態へジョブチェンジして笑えました。
このままヒロインを丸め込んで変態路線爆走かと思ったら、童貞拗らせてちと病んでた笑
10年前の真相とかもう両親がクズすぎて、ヒーローの仕返しもまあ妥当ですね、としか思えないけど。
ヒーローがどんどん爽やかにヤンデレ変態ワンコになってく様子が面白かったー。
ヒロインが最後まで閨事に恥ずかしがりすぎてて、お堅いか感じなのがちょっと残念。
最後はなんだかんだでドロドロになって欲しかった。
まああのヒーローの様子なら近い将来そうなりそう…。
匿名
一途
導入部分から半分くらいまでシリアスでそういう話?と思いきや途中は主人公二人のやり取りが可笑しく。ずっと冷静なヒロインと寂しさから若干アブナイ方へ揺れるヒーロー。で、ハッピーエンドかな、と安心したら最後がまた一捻り。ヒーローの自分の大切な人達を傷つけた両親への断罪の仕方があまりに容赦なく怖かったです。この終わり方ってそういう意味ですよね?
作者さん買いですが、、、
前半のヒロインが王太子の婚約者から修道院へ堕ちていくあたりはぐいぐいと引き込まれましたが、中盤あたりから、ヒーローの変質ぶりにちょっと引きました。
途中、読むのを断念しようかと思うくらいでした。
作者さん買いですが、今回はあまり好みではありませんでした。
冤罪
無実の罪で父親が断罪され、一人娘エリゼも修道院送りとなった。それから十年‥‥
純粋培養に閨事を伝授する拗らせ童貞。
わかる、わかるんだけどさぁ(笑)
二人が再会するまでは楽しく読めたが、事件の真相に眉をひそめ、ヒーローの裏工作が露見してからのヒロインがどうも好きになれなくて。
ちょっと期待ハズレでした。残念。
病んでる
ヒロイン以外の人物が大概病んでいます。素晴らしいです。ヤンデレが好物な私には良かったです。普通評価の☆3なのはヒロインが綺麗過ぎました。冤罪で10年も修道女として過ごして本当に聖女になってしまってます。もう少し怒ったりしても良かった気がしました。