感情タグBEST3
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終盤がスゴイ
作家さん買いです。
なんというか、男の執念が怖すぎるというのが最初の感想でした。
レオが狙われるようになった理由が終盤に明かされるのだけど、もうびっくり!
ずっと悪者だと思っていた王妃が実は信仰に厚く、厳格な人ゆえにレオがつらい目に遭わされたのだと分かり、気の毒になる一方でそれとこれとは話が違うのよ、と顎をつかんであげたい気持ちになりました。
ヒロインのマリエットは、この作家さんらしいかわいくてまっすぐなキャラクターで大変よかったです。
レオとの再会のシーンは痺れました。
拗れてるけどかっこよかった!
シリルはあの後どういう人生を歩いたのかしらということだけが気になりますが、とにかくおもしろかったです。
兄王がまた大変よかった。
この人の治める国に生きてみたいと思う王さまでした。
次回作も楽しみです。
嫉妬と執着と独占欲が最高
一途で嫉妬深く、ヒロインに執着と独占欲を剥き出しにする不遇の生い立ちのヒーロー大好きです。ヒロインが夜会から帰ってくるのを不安を抱えながら待つヒーローも良かったです。途中、レオが半年もヒロインを放置したことにイラっとしましたが、半年くらいなければヒロインとシリルの関係が不自然になるだろうから仕方がないかな。レオとヒロインが分かりあってからのレオの嫉妬ぶりが良かったしヘタレ気味な様子にもホッコリしました。怒涛の展開のあとの最後のエッチシーンも甘々でした。子どもができたという終わり方ではなく、最後の終わり方も良かったです。
最後の避難場所
疎まれ、無視され、愛情を知らずに育ったヒーローと、溢れんばかりの愛情の中で育った天真爛漫なヒロイン。
お互いを想うが故に、言葉にできずすれ違う二人が歯痒くて。
作者様の切なさや愛しさに溢れたストーリー、やっぱり素敵だな。
誕生日プレゼントのエピソードがとくに好き。
おすすめ
この作家さんの作品、ハズレはありませんが中でも好きな話しでした。ヒロインが芯がしっかりしており、ヒーローが中盤、振られてめっちゃくちゃ叩きのめされてるところはニヤニヤしながら読んでしまいました(笑)
おしい❗️(紙書籍・作家買い)
前半はヒーローにシンクロして一気読みでしたが、後半、失速しました。
平均して、星4。
もう少し拗らせ?すれ違い?が続けばよかったのか?
うーん...
後半は、ヒーローの暗殺未遂犯探しが絡んできます。
ま、犯人は早い段階で予想がつくので、どう展開させるのか、楽しみだったのですが、今一つハマれず。
でも相変わらず、文章や心理描写は丁寧で、好きな作家さんです。
次回作に期待。
イラスト、扉絵が一番綺麗でした。
Posted by ブクログ
一途すぎると、ふとした油断や不意打ちで暴走しがちである。
特に男子。
この話ではレオ、君である。
確かに彼の境遇や立場を鑑みると、足元が確立されないと想い人へ行動できなかったのは理解できる。
何しろ彼の場合、命を狙われて保護されていた身だったから余計に。
でも、機を待っていたばかりに、先に相手を掻っ攫われてしまうあたり、未熟である。
そこからは、荒業の略奪に……まあ結婚前だったからね、傷は浅かったかもしれない。
初夜前には何とか拗れていた部分の擦り合わせもできたようだし。
とっくの昔から両想いだったのに、もどかしい二人である。
しかも、危うく想い人を持っていこうとしていた相手が、自分にとって別の意味でも因縁の相手になろうとは。
世間は広いようで狭い。
落ち着いて考えてみれば、そんな厄介な男性陣を(一時でも)虜にしたという意味でマリエットは凄い気がする。
確かにいい子だもの。
優しいけれど強かで、故に確かに後書きにもあったとおり、レオが不憫な目にも遭うけれども。
そもそも、あの一歩間違えれば狂気的にもあるレオの愛情を受け入れて受け止めている時点でお察しかもしれない。
ナツ先生好きなんですが
うーん。今回はちょっっと合わなかった、かな?
ヒロインは、普通のご令嬢よりちょっと好奇心旺盛で、でも心優しく、賢さもあるとても好きなタイプのお嬢さんでしたが、ヒーローがどうも…。
なんで手紙のひとつも残して行けなかったのか。お父さんに言伝でも良くない?
いや、まあわかるんですけど。
でも、王妃が亡くなり、兄のおかげで待遇は改善されるのは、目に見えてる訳で…。
しばらく離ればなれになるんだから、なぜ一言でも伝えようと思えなかったのか。毎日想ってるんだったら、誕プレ渡した時に「愛してる」とか「待っていて」とか伝言でもすればいいのに。うーん。納得いかない。
無理やり婚約進めた後に、怖がって話をしようともしないのも情け無い。
とはいえ、最後まで飽きずに読めるので、やはり好きな作家さんであることに変わりなしです。
作品もたくさんあれば合う、合わないはありますわね。