あらすじ
死んだはずの王様×死なせたと思っていた姫
「これで貴女は俺の妻だ」
嵐の夜、攫いに来たのは死なせたはずの最愛の男でした……
冷遇されている王女ユーリアは、美しい異母妹ではなく彼女を指定してきた〈氷の覇王〉イザークと見合いをする。
が、それは彼を嵌めるための父王の罠だった。
貴女が良い、と求婚され心揺れる彼女は、なんとかイザークを逃がそうとするが失敗し、異母妹から彼は囚われて死んだと聞かされ絶望する。
しかし生きていたイザークは彼女を攫って彼の国で甘く溺愛する。
「貴女は俺のものだ。俺だけの……」
だが父王達がまた何かを企み!?
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覇王の深い愛
ヒロインの境遇に涙がでそうになる。
そして悪意ある者たちの態度に反吐が出る。退場しても尚苦い後味が残るが、糖度高めのヒーローの愛にほっこり。
残念
大好きな絵師さんだし、蜜猫文庫だし、って事で、発売日に紙書籍購入。
期待通り、Cielさんの絵が美麗で、素敵でした。
ストーリーは...面白かったのは前半のみ。
ヒーローの国へ逃げ延びてからがイマイチ。
Rシーン、私には多すぎて、お腹いっぱいでした。
ヒーローも、二つ名ほど切れ物ではないし。
どちらかと言えば、脳筋系?!
それは言い過ぎか。
本人も、周りが勝手につけた、とは言ってましたが...
オーレル王カップルも、折角登場させたのに、生かしきれていないというか...
ラストもなんだかな...ヒロインのおマヌケな行動や、悪役の小物感にがっくり。
掴みは良かっただけに勿体ないな、という感じです。
兎に角、後半、私にはイマイチでした。
イラスト星5、ストーリーは前半星5、後半オマケで星3、かな。
小出さん、基本的には好きな作家さんなんですが、たまに合わないことがあり。
今回は合わなかったようです。
次回作、期待してます!
Posted by ブクログ
粗筋から、もっと悲壮感漂う雰囲気のお話かと思っていたら、それはあくまで序盤だけ。
攫われた後は、元より両思いだったこともあり、安心安全の溺愛ルートだった。
悲壮感漂う要因になったイザークの生死についても、割と序盤からイザーク視点の話が入って来るので「あ、これは安全が担保されるやつだ」と思える優しい仕様。
心置きなくイチャラブする二人を堪能できました。
ユーリアの母国組が常識的でユーリアの味方である兄を除き揃いも揃って小悪党な感じで、脅威になりきれず、小者臭が……
そりゃ、イザークに敵う筈もなく、こてんぱんの返り討ちに。
途中、ユーリアがいなくなって氷の覇王とは何だったのかと言わんばかりの取り乱し様ではあったが、それはさておき。
蝿のように鬱陶しい(ユーリアの)毒親たちを追い払いつつ、城で出先で温泉で、そして結婚後もイチャイチャしあう二人を温かい目で見守る、そんな物語でした。
タイトル通り
タイトル通りに溺愛花嫁になりました。ヒーローの溺愛ぶりがそうとうで下手をしたら執着並みなのですが、ヒーローが明るくあっけらかんとしているのでそんなものか、とサラッと読めます。出だしが暗かったのでヒロインが徐々に健やかになっていくのも良かったです。