あらすじ
「どうする?日本企業」の続編として、日本企業がとるべき道を示します。
経済の成長期に機能した戦略が、成熟期以降もそのまま機能するとは限りません。
成長ありきの戦略論はいったん忘れて、本書で提示する「リ・インベンション」に取り組んでみてはどうでしょうか。
他社と同じ次元で「イノベーション」に邁進すると、同質化競争は避けられません。
次元の違う製品を生み出し、ブルーオーシャンへといたる道をどう歩むか。
それには、個人の挑戦や、企業家精神をどう発揮させるかがカギを握ります。
「リ・インベンション」の9つの具体例を紹介し、具体的な日本企業改造案も提示します。
これからの時代をつくるビジネスパーソンの必読書です。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
■ひとことで言うと?
リ・インベンションの鍵は「こだわり」「顧客洞察」「少数精鋭チーム」
■キーポイント
- リ・インベンションとは
- 既存製品の再発明
- 暗黙の不合理の解消、新技術による革新的な性能向上
- 既存のコンセプト(評価軸)を疑う
- 誰に(Who)、何を(What)、どうやって(How)届けるか?
- リ・インベンションに必要なこと
- 強いこだわり:「やりたいこと」を中心に据える
- 深い顧客洞察:ユーザーの潜在的な需要を発見・創出する
- 自由な少数精鋭チーム:既存組織のしがらみに囚われずに活動する
Posted by ブクログ
10年以上の積読だったので、筆者の提言も虚しく日本企業の存在感低下が更に進んでしまっている感じがするのが寂しい。そうは言いつつ自分も旧態依然の日本企業でイノベーションもリ・インベンションもせずただ働いてきただけだったので、その原因に一役買ったか。ただ最近は日本企業でも組織構造や雇用、意識の見直しが進み始めているように思い、その先にリ・インベンションがあるといいなと思うし、そういう視野で世界を見ながら働くことは意識付けたい。