【感想・ネタバレ】JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~のレビュー

あらすじ

数々の人気モデルを輩出し、女子大生を夢中にさせ、部数80万を誇った雑誌は、時代の波に飲みこまれたのか――。そんなJJに象徴される数々のファッション誌は、なぜ多くの女性の心をとらえたのか。単なるファッション情報を得るだけに留まらず、女性たちは雑誌に何を託し、何を夢見たのか? 慶應義塾大学卒、自らもJJ的記号のただ中で青春を過ごした作家・鈴木涼美による、雑誌の時代への限りない愛着をこめた挽歌。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

流行や新商品を紹介し、着こなしや使い方を例示したり、おしゃれな人をロールモデルとして紹介する
というカタログ的な要素はもう戻らないのかもしれない。

ただ、雑誌の発売日を把握して、教科書の代わりにバッグに忍ばせていた文化や、シロガネーゼや森ガールなど雑誌が提示した価値や生き方に賛同し、自分のアイデンティティとして取り込み、自分の生き方やライフスタイルを形成してきた証があるというのは確かにと思った。

消費社会で雑誌をブランド的に、自分がどんな女であるかを把握し、提示していくというのはまだ可能性があるのかなと思いました。

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2022年06月12日

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