【感想・ネタバレ】遊びと人間のレビュー

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Posted by ブクログ

遊びを概念的に考える上で、ロジェ・カイヨワの本書は必読です。
社会学の中で「遊び」とか楽しさを確立した第一人者だと思っています。
ちょっと難しい内容もありますが、ギリギリ読み込める。

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2021年01月03日

Posted by ブクログ

ううっ
 遊びを、ルドゥスとパイディアがあるとして、遊びの中のアレア(あてっこ系)、ミミックリ(真似っこ系)、イリンクス(ぐるぐる系)、アゴーン(喧嘩系)それぞれにさう言ふのがあると分析。
 本著に出てくるナニがー、北欧とかから輸入されててー嫌。

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2018年03月20日

Posted by ブクログ

まじめに遊びを考える一冊。

遊びを1.アゴン(競争)、2.アレア(運だめし)、3.ミミクリ(模擬)、4.イリンクス(目眩)に分類し、世界中のサンプルを当てはめ検証す る。まさに女の子がする「ままごと」なん てミミクリまんまっすよね。

遊びによって文化が始まるのではなく、遊びの中に文化があるとは至言ではないで しょうか。

見返りや目的といった制約を越えて遊ぶという究極に、「思いで作り」の儚さや脆さと儚く脆いからこそ、一瞬に永遠を求める人の姿を見た気がしました。

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2014年05月27日

Posted by ブクログ

遊びの種類をアゴン(競争)、アレア(運)、ミミクリ(模倣)、イリンクス(めまい)の四つの要素に分けて解説する。
また社会的慣例、習慣、祭儀が単純化して遊びとなったり、現行のそれらが遊びとして取り入れられたりしていることを指摘する。
また遊びの初期の無秩序・歓喜の段階をパイディア、ルールが形づくられ一種のスペクタクル的な障害物として存在するようになった段階をルドゥスとして、この二つに前段の四つの要素が絡み合う様子を概観する。

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2009年10月04日

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遊びを紐解く良著な気がした。
本書書かれた時代から随分時は流れ遊びも多様化したが、本質的には変わっていないだろう。

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2020年09月28日

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遊びの原理的な部分が解説されている。
4つの遊びのタイプの組み合わせが書かれている第2部は考えさせられることも多い。
筆者には”遊び”の地域性についても考察して欲しかった。

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2017年07月10日

Posted by ブクログ

遊びを四種類に分類(競技、運、模倣、眩暈みたいな感じだった)、かつその組合せによるものとするのがなるほどなという感じだった。
また、遊びの定義の一つに現実世界からの遊離みたいなのも非常に共感できた。現実世界というか、実世界に支障をきたすものはもはや遊びではないとか

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2015年05月27日

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遊びについての古典。ホイジンガと比較すると、遊びの範囲を狭くとっている。ホイジンガは、あらゆる文化活動の基底に遊びをみたが、カイヨワは基本的に無償性を重視しており、「何も生み出さない」という点が重要だとしている。この限定によって、彼の有名な遊びの分類、アゴン、アレア、ミミクリ、イリンクス(あとパイデイアとルドゥス)が成立しえたのだろう。
重要な本ではあるが、考察の躍動性という点でいえばホイジンガが勝っている。

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2012年05月29日

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ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』をうけて、「遊び」の定義をより広く、より細かくとるべきと指摘した一冊。
アゴン(競争)、アレア(賭け)、ミミクリ(模擬)、イリンクス(眩暈)の四分類と遊び手の姿勢を表すルドゥスとパイディアの二分類。
本書では主に前者の四分類に焦点を当て、遊びの分類を示した後は、文明の発展とそれら四分類の結びつきを論じている。
ミミクリとイリンクス、すなわち宗教的な儀式やそれに伴うある種のトランス状態が社会を動かす前近代、そこに理性が加わることで自らの手による能力や地位によって社会的な地位を得るアゴンと生まれつきの身分差や能力の差を左右するアレア(運)的な要因が近代的な社会において重要視されている、と論を展開。
遊び論というよりは遊びを用いた社会学といった印象。
訳が読みづらい。
訳者解説は未読。

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2012年05月14日

Posted by ブクログ

遊びについて、先人のホイジンガの説も取り上げながらその分類や文化との関わりについて述べられた本。文章は非常に難解であるが、特に文化に関する分析は興味深い。多くの地域の事例を基に示された、ミミクリ・イリンクスの原始的文明からアレア・アゴンの秩序文明への改革のくだりは、遊びに対する新たな一面を気づかせてくれた。

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2016年08月06日

Posted by ブクログ

 久々に再読してみた。やはりそんなにピンとこないのは好みの問題か。カイヨワの類型化、そして遊びの神聖化のレベルに賛同し切れない。

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2014年06月02日

Posted by ブクログ

2009/9/19ジュンク堂で購入
2009/

買うかな・・・。
ホイジンガの名著ホモ・ルーデンスを土台として、自説を発展させた本である。(澁澤龍彦)

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

時間と空間を越えてあらゆる文化に共通する人間活動としての「遊び」を論じた、古典的著作。遊びの四要素として、競争・運・眩暈・模擬を抽出したことでも名高い。

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2009年10月04日

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