あらすじ
国内初の女伯爵となったアニアは、領主兼王女リザ付きの女官として多忙な日を送っていた。その上、王太子リシャールのお気に入りという噂から、令嬢たちに嫌がらせをされたり殿方たちが取り入ってきたり、と騒動続き。小説を書く趣味だけが息抜きだ。そんななか、留学中だった王太子の弟メルキュール公爵が帰国した。王太子もリザも警戒するほどの問題人物だという彼は初対面のアニアにいきなり求婚してきて……? 冒険活劇ありロマンスあり、宮廷ガールズ・ストーリー、第二幕!!
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Posted by ブクログ
雑誌「小説Wings」で連載されていた春奈恵による「作家令嬢は舞踏会でロマンスを綴る」の第2巻。趣味で小説を書いている田舎貴族の娘アニアと書庫の姫と噂される王女リザが王宮で起こる事件に挑むお話。今回も2人で陰謀に協力して挑みます。主従ものとしても、そしてバディものとしても素晴らしい作品です。また、前巻ではほんのりだったロマンスパートは、リシャールの弟ジョルジュが登場し、それぞれの意識が芽生えてきました。結局、今回も謎は解決されないままですが、エドゥアールの存在感が大きいです。この力は何でしょうか。