あらすじ
累計100万部超の大ヒットクライムサスペンス『親愛なる僕へ殺意をこめて』コンビ最新作。富字山南警察署の刑事・冴木仁は空き巣の通報を受けて、とある屋敷へ。ところが、調べを進めていく中で、衝撃の事実が判明。捜査陣に戦慄が走る。血塗られた狂気と対峙する刑事を描く、激情と慟哭のノワールサスペンス、開幕。
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サスペンスマンガ好きにオススメしたいノワールサスペンス、開幕!!
物語は自称エリート刑事・冴木仁(さえき じん)が窃盗の通報を受け訪れた豪邸で、地下室に監禁され餓死した子供たちの遺体13体をみつけることから始まります。
屋敷の中にあるのは贋作の絵に造花など、偽物だけ。
そんな豪邸の持ち主は灰川十三(はいかわ じゅうぞう)という男ですが、現在は行方不明。
警察は灰川が犯人とみて全国指名手配します。
すると、そのニュースを見て灰川の娘と名乗る女性が現れます。
彼女の話では、灰川は育児放棄や虐待を受けている子供たちに生きる術を教え、一緒に生活をしてくれる良き父代わりであったので犯人なはずがないと言うのです。
彼女以外にも灰川が育てていた19人の子供たちの内5人が生きていることがわかり、(収監されている1人を除き)各々に事情聴取するもその子供たち全員「灰川十三は犯人ではありません」と言います。
事件を調べていく内に発覚する様々な事象に、冴木は子供たちを殺したのは本当に灰川なのか解らなくなっていきます。
描くのは『親愛なる僕へ殺意をこめて』の井龍一先生と伊藤翔太先生のコンビ!!
前作に続き、今回も極上のサスペンスとなっております。
マンガでありながら、まるで映画を見ているかのようなシーン展開になっており、物語を俯瞰の視点で見せつつも登場キャラクターの視点を織り交ぜることで、グイグイと物語に惹きこまれます。
屋敷にあった調度品も偽物、住人達も偽物の家族ということで、今のところ全て“偽物”で成り立っている第一容疑者の灰川。一体何が“本物”なのか…。
物語が進むほど謎が謎を呼ぶノワールサスペンスとなっており、今後の展開が気になって仕方ありません。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
匿名
孤独
期間限定の無料版を購入し、よみました。まだ序盤ですが、絵がきれいで、よみやすいとおもいました。今後の展開も気になるので、通常版も購入することを検討しています。
匿名
とても絵が上手で不気味なシーンが迫力があって怖いですね。子供に対する虐待は辛いシーンですね。続きが気になりますね。
冒頭からミステリアスな雰囲気で、実は主人公の弟も館に住んでいた子供の一人だったと判明したシーンには思わず息を飲んだ。残酷で目を背けたくなるシーンもあるけれど、ミステリーとしておもしろかった。
謎だらけで幕が開き
この作品の冒頭部分はマガジンポケットでも読んでいました。
画面も暗めで、しんしんと底冷えしているような雰囲気が圧倒的ですね。冬の山梨県の河口湖付近がモデルでしょうか?
人気のない屋敷の地下室から子どもの遺体が見つかり、ちょっと見た目のイメージがマトリックスのモーフィアスっぽい灰川十三が容疑者になるんですが、彼の屋敷にいたという女性等は絶対に犯人ではない、と言い…‥読者も警察側も気になる部分ばかりですね。
その灰川氏も1巻の終わりであっさり逮捕されていますので、いずれにしても一筋縄にはいかない事件でしょうね。
作品の導入部としてはかなり見事です。虐待で心身に傷を負った子どもたちが出てくるので痛々しいのですが、お話の作り方等、かなり巧みな方ですね。
匿名
子供の虐待や、ややグロい描写があるけど、ストーリーはおもしろそう。まだ謎だらけですが、先が気になる終わり方です。絵がきれいなのが余計に怖い。