【感想・ネタバレ】ゆるキャラの恐怖 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活3のレビュー

あらすじ

クワコーが帰ってきた! 「日本のジーヴズ」と讃えられるユーモアミステリ不屈のカムバック。全国で一、二を争う底辺偏差値校・たらちね国際大学を舞台に、次なるミッションは「ゆるキャラ」だ!

※この電子書籍は2019年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

クワコーシリーズ3作目。桑潟准教授(助教授時代あり)含めて4冊あるって、継続は大事やね。

相変わらず、スタイリッシュというより、サバイバーな生き方をするクワコーと周囲の個性あふれてこぼれてしまってるキャラクターたちの愛すべきドタバタ劇。深そうで実はそうそう深くない小説で、純文学的読みづらさを抱えつつも、結構読み流せるギャップが面白い。

しかし、Fランと言われる大学では学生よりも先生連中が大変なんだろうなぁ。授業よりも研究よりも営業活動ってのは、この作品ほど大げさじゃなくても現実世界でもある話なんだと思う。

野蛮な政治って文化や教育をないがしろにするからなぁ。科博の維持費がクラファンで万博に税金追加投入って国やもん。一億総クワコーな笑えない国

1
2023年11月14日

Posted by ブクログ

相変わらずヘタレのクワコー。小学生にも教えを請う、プライドなんて余計なものがない所は、凄い。たらちね国際の女性たちは、学生も教授等もバイタリティーがあって、エネルギッシュ。男共を圧倒する。ドタバタとギャグの中に大学経営の現実に対する批判が混ざる。

1
2021年12月04日

「小説」ランキング