あらすじ
クワコーが帰ってきた! 「日本のジーヴズ」と讃えられるユーモアミステリ不屈のカムバック。全国で一、二を争う底辺偏差値校・たらちね国際大学を舞台に、次なるミッションは「ゆるキャラ」だ!
※この電子書籍は2019年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
クワコーシリーズ3作目。桑潟准教授(助教授時代あり)含めて4冊あるって、継続は大事やね。
相変わらず、スタイリッシュというより、サバイバーな生き方をするクワコーと周囲の個性あふれてこぼれてしまってるキャラクターたちの愛すべきドタバタ劇。深そうで実はそうそう深くない小説で、純文学的読みづらさを抱えつつも、結構読み流せるギャップが面白い。
しかし、Fランと言われる大学では学生よりも先生連中が大変なんだろうなぁ。授業よりも研究よりも営業活動ってのは、この作品ほど大げさじゃなくても現実世界でもある話なんだと思う。
野蛮な政治って文化や教育をないがしろにするからなぁ。科博の維持費がクラファンで万博に税金追加投入って国やもん。一億総クワコーな笑えない国