【感想・ネタバレ】山田正紀・超絶ミステリコレクション#2 囮捜査官 北見志穂1 山手線連続通り魔のレビュー

あらすじ

男たちの憎悪(ミソジニー)が女を殺す

ミステリ史上に残る屈指の名作シリーズ、奇跡の再始動!

私としてはこのシリーズはとりわけ愛着が深いーー多少は自信もあるーー作品であるだけに喜びもひとしおである。
読者の皆様に心の底から感謝を捧げたい。(山田正紀)

警視庁・科捜研「特別被害者部」は、違法ギリギリの囮捜査を請け負う新部署。
美貌と〝生まれつきの被害者体質〟を持つ捜査官・志穂の最初の任務は品川駅の女子トイレで起きた通り魔事件。
厳重な包囲網を躬して、犯人は闇に消えた。絞殺されミニスカートを奪われた二人と髪を切られた一人──
奇妙な憎悪の痕跡が指し示す驚愕の真相とは。

イラスト KENTOO

〈目次〉
著者の言葉
プロローグ
山手線
品川駅第二ホームトイレ
科捜研特別被害者部
本庁幹部会議
別件逮捕
同僚たち
大崎駅
髪結いの亭主
女嫌い
危険なデート
五反田駅
真犯人
痴漢電車

解説 青崎有吾

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