感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2018年01月29日
デルフィニア戦記3。
二人きりだった戦いも国王軍と呼ばれるほどの部隊に。
勢いに乗る国王軍に対し、父の命を餌に降伏を迫る。
ウォルの下した決断とは。
一個人としての感情と、兵を率いる者としての判断。
背負うものが大きければ大きいほど、その苦しみも大きい。
やるせない。
ウォル、苦悩の巻ですな・・・
フェルナン伯爵救出作戦決行!
リィ達は、難攻不落の北の塔から無事戻ってこれるのか?!
ウォル、偽物疑惑発生!
秘密を握っているカリンに、ブルクスが迫り口説くっ!(笑)
「この剣と戦士としての魂に掛けて・・・!」
4巻『空漠の玉座』...続きを読むに続く
1994/3/25 初版発行
Posted by ブクログ 2013年10月21日
ウォル、苦悩の巻ですな・・・
フェルナン伯爵救出作戦決行!
リィ達は、難攻不落の北の塔から無事戻ってこれるのか?!
ウォル、偽物疑惑発生!
秘密を握っているカリンに、ブルクスが迫り口説くっ!(笑)
「この剣と戦士としての魂に掛けて・・・!」
4巻『空漠の玉座』に続く
1994/...続きを読む3/25 初版発行
Posted by ブクログ 2010年02月25日
風変わりなデルフィニアの国王・ウォルと、異世界からの迷子・リィの王座奪還の諸戦は大勝利をおさめたにもかかわらず、陣幕は沈んでいた。何故なら、王冠を棄て、軍を解散せよ、さもなくばウォルの養父・フェルナン伯爵の命は保証しない、と迫られたからだ。大義のために養父を見捨てるか、ペールゼン侯爵に屈するか。苦悩...続きを読むの選択を迫られ、ウォルは逆転を賭してリィに難攻不落のコーラル城の最奥に囚われている伯爵救出を託すが…。
――お前は復讐をいけないとは言わないのだな
――そんな御託はな。目の前で肉親をなぶり殺しにされたこともなく、無実の罪で拷問されたあげくに殺された身内を持っているわけでもないくせに、武器を捨てよだの、汝の敵を愛し許せよだの、歯の浮くようなお題目を平気で人に押しつける頭のいかれた連中に言わせておけばいいんだ
(感想)
3巻では、無事ウォルのお父さん(養父)を救出したものの、その死がまっており、「復讐」について考えさせられました。復讐は確かに何も生まない、それを頭では理解しています。しかしそれを今の私が唱えたところで、大切なものを無理やり奪われた痛みを知らない連中のきれいごと、単なる偽善者、になってしまう。実際自分の親しい人が理不尽な死を迎えた時、どう考えるか。リィの言うように、自分が体験した上でまだ敵を許そうと言える人がいれば、確かにその人は素晴らしい人だと思います。…まぁ、死ぬまでに実際にそんなことを考える機会がないにこした事はないのですが。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
デルフィニア戦記第三巻。フェルナン伯爵を救出するためリィとシャーミアン、ルカナン大隊長がコーラル一の郭にそびえる北の塔に侵入する。そこには拷問の末ひどく憔悴したフェルナン伯爵が。何とか脱出するも国王軍の陣までは持ちそうもない。親子の再会は苦いものとなった。父フェルナンの死はペールゼン侯爵に対するウォ...続きを読むルの憎悪を一層深いものにした。目の前の戦に勝利し仇の一人サングの首を取った喜びもつかの間、味方のはずのヘンドリック伯爵が国王軍を解散しろとやってきた。ウォルがドゥルーワ王の遺児ではないと言う。ナシアスもバルロと剣を交えることに。ウォルは復讐のため剣を握る。バルロ登場v
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ウォルの養父を人質に取られ、怒髪天を突く二人。リィは危険もいとわず敵陣に飛び込み養父を救い出すけれど・・・
真の姿は国王のウォル、王様になんてなりたくなかった彼が決断した理由編。
Posted by ブクログ 2018年05月27日
王座になんて興味はなかった。
ずっとフェルナン伯爵の息子でありたかった。
そう思うウォルの気持ちを知りながら、頑なに臣下の礼を尽くすフェルナン伯爵。
それは、息子を手放したくないという自分のわがままが、国の乱れを生んだという悔いがあったからだった。
リィの活躍でようやく巡りあえた父子には、言葉も時...続きを読む間も多くは残されていなかった。
ここからまっすぐ最終決戦に行ってもいいと思ったが、まだ政府軍は仕掛けてくる。
最大の抵抗勢力を味方につけて、国王軍討伐に向かう。
ウォルを国王として支えていたはずの重臣たちは、なぜ討伐軍の方へ寝返ったのか。
一度読んだはずの本なのに、続きが気になって本を閉じることができない。
多分最終的にウォルは王座を奪還するはずなんだ。
だって敵はあまりにも下司で、あくどい事をやりすぎた。
それはわかっていながら、リィの人間離れした能力を使った、意表を突いた行動が愉快で。
リィを中心にした彼らの、軽口の応酬ももちろん楽しい。
だからこそフェルナン伯爵のくだりがグッとくるんだよなあ。
Posted by ブクログ 2011年01月20日
「白亜宮の陰影 デルフィニア戦記3」茅田砂胡
大長編ファンタジー。シリーズ3作目。
@電子書籍 11 冊目。
フェルナン伯爵の救出劇と、ウォルの生い立ちに衝撃的な事実が。
これからどうなるのでしょうか。(4)
Posted by ブクログ 2012年12月06日
1ページに上下2段、見開き、4ブロックの本は読み辛い。侯爵と伯爵、男と国王など、人称、呼称を文中で変えるので、更に読速(スピー読)にブレーキがかかる。
Posted by ブクログ 2018年02月05日
恐らく、このシリーズの第1部の中では、最も悲しい巻だったのではないだろうか……? と、思います。
ウォルが、本当の王様じゃない(というよりも、王様の資格がない)可能性が急激に濃くなって。
皆がそれを信じちゃって。
今まで味方だった人が。
全員、味方ではなくなってしまう。
...続きを読むそして。
何よりも、一番辛いのは。
ウォルの育ての親が……というよりも、父親が。
死んでしまったこと。
心から尊敬出来る人を。
失ってしまうのはとても悲しい。
そして、彼もまた、重い、重い、後悔を背負って、自分の気持ちを押しつぶして。
自分の“息子”のことを思ってたんだよ。
なんだか、とっても、とっても、とっても、悲しかったのに。
こういう悲しさはとっても好きです(ぇ)。
人の人生の結晶を見る想いがするから。
願わくば。
ウォルに幸いあれ!
Posted by ブクログ 2009年10月04日
【デルフィニア戦記3巻】軍を解散せよ、さもなくば養父の命は、ない――ウォルの進撃に恐れをなした改革派は脅迫の手段に出た。苦悩の末、ウォルがリィに託したのは、難攻不落のコーラル城への侵入だった……。