あらすじ
謎の妖女ペーパードールが登場! そして、メリー・ジェーンとの再会は!? スパイダーマンに更なる災難が降りかかる!
メリー・ジェーンが戻ってきた。しかし、彼女のハートを射止め、大当たりを手に入れた幸運な男はピーター・パーカーではない? そして、通常の論理では説明できない殺人をおかし、警官たちを悩ませるペーパードールの正体とは? 信じられない姿形をしたペーパードールに襲われた不幸な犠牲者は、彼女の姿が人生最後の光景となるのだった。スパイダーマンは彼女を阻止できるのか? さらに、闇賭博の胴元ブッキーの詳細が明らかとなる。彼が巻き込まれたトラブルはドラマチックなものではないが、スパイダーマンが関わるとなれば話は別だ! これは”始まりの終わり”の物語である!! スパイダーマンの物語を再スタートさせた”ブランニュー・デイ”シリーズ最終巻!
●収録作品●
『AMAIZING SPIDER-MAN』#559-563
©2021 MARVEL
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
新章の始まり、ブランニュー・デイも3巻となり、これにて「始まり」は「終わる」とのこと。確かに1巻から出ていたことのうち、小さな問題はいくつか終着点を迎えたと思われる。
ただ、大きな問題が様々に残っているのでどうにももやもやする。続き物である点を考えればそこは特に問題ないのだが、どの程度邦訳されているのかによる。ここまで細かく邦訳したのであれば、そのあたりはしっかり続きを読ませてほしいところだ。
ピーターとしての生活の問題点がヒーローとしての活動とどう絡むか、という点が描き出されるペーパードール戦はなかなか見もの。その過程で重要人物が登場する点も踏まえ、楽しい話だったと思える。後半のこれまで賭け事の中心にいたブッキーの話も面白いといえば面白いのだが、かなり細かい事態なのでなんとも。